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デリバリーをやめられないとき:頼む理由から手をつける

デリバリーが高くつくのは料理の値段ではなく、配達料、サービス料、そして店頭より高く設定されていることがある商品価格が積み上がるからです。合計だけを見ていると、その構造は見えません。まず直近一か月の注文をすべて数え、合計と回数を出します。そのうえで、頼む理由(疲れ、時間、空腹の限界)ごとに対策を分け、デリバリーを独立した袋に入れます。

総額のどこがふくらんでいるかを見る

デリバリーの請求は、料理の代金だけではありません。配達料、サービス料、少額注文の追加料金、そして受け取り時に渡すチップ相当の任意の上乗せがあります。さらに、店頭のメニューより配達アプリ上の価格が高く設定されていることがあります。どれが自分の注文でいくらかかっているかは、アプリの注文履歴で確認できます。一回分ではなく、直近一か月の注文をすべて開いて、料理代の合計とそれ以外の合計を別々に足してください。この二つ目の数字が、店で買えば発生しなかった分です。数字にすると、判断が感情から離れます。

頼む理由は三つしかない

注文履歴に時刻を並べると、たいてい理由は三つに絞られます。疲れて何も作りたくない夜、時間がない日、そして空腹が限界を超えた瞬間です。それぞれ対策が違います。疲れは段取りの問題なので、冷凍した作り置きと三分で食べられる常備品で置き換わります。時間がない日は、あらかじめ分かっていることが多いので、前日に用意しておけば消えます。空腹の限界は、実は間食の設計の問題で、夕方に何か食べておくだけで発生率が下がります。理由を分けずに「デリバリーをやめる」と決めると、いちばんきつい日に破れて、そのあと全部が戻ります。

アプリ側で摩擦を作る

意志ではなく手続きで減らします。効くのは、アプリから支払い情報を削除して、注文のたびにカード番号を入力しなければならない状態にすることです。数十秒の手間ですが、その数十秒のあいだに「作ってもいいか」と考える時間が生まれます。次に、ホーム画面からアプリを外してフォルダの奥に入れる。通知を切る。とくに割引の通知は、空腹の時間帯を狙って届くので、切る価値があります。サブスク型の配送料無料プランに入っているなら、それが注文の頻度を上げていないかを確認してください。無料になった配送料より、増えた注文回数のほうが大きいことがあります。

受け取りに行く、という中間の選択肢

自炊とデリバリーの間には、店で受け取る選択肢があります。同じ店の同じ料理でも、配達料とサービス料がかからず、店頭価格で買えることが多い。作りたくない日に自炊を強いるのではなく、受け取りに切り替えるだけで、一回あたりの金額はかなり下がります。徒歩や自転車で行ける店をいくつか決めておくと、その日に探す手間がなくなります。もうひとつ、複数人で頼むときは配達料が一回分で済むので、一人あたりの負担が下がります。一人分を単独で頼むのが、いちばん割高になる形だという点は覚えておいて損がありません。

袋の作り方:デリバリーは独立させる

デリバリーを食費や外食の袋に混ぜないでください。混ぜると、月末に「食費が多かった」としか分からず、原因が特定できません。「デリバリー」という袋を作り、月に何回までと決めて、その回数分の実績金額を入れます。ゼロにしないのが要点です。ゼロにすると、頼んだ瞬間に別の袋から出すことになり、そこから管理が崩れます。袋が減っていくのが見えると、残り回数を意識して選べるようになります。注文が確定した時点で記録してください。届いてから、食べ終わってから、では入力しないまま流れます。

よくある質問

配送料無料のサブスクは、入ったほうが得ですか?

回数によります。月額を、一回あたりの配送料で割ると、何回頼めば元が取れるかが出ます。その回数を今すでに超えているなら、金額の計算上は有利です。ただし本当の問題はそこではなく、入ったことで注文回数が増えるかどうかです。心理的には「もう払っているから使わないと損」が働き、実際に回数が増えることがよくあります。入る前に、直近三か月の実際の注文回数を確認してください。増えた分を含めた合計で判断しないと、意味のある比較になりません。

アプリの価格は店頭より高いのですか?

店によります。配達アプリでの販売価格を店頭と別に設定している飲食店があり、その場合は同じ料理でも表示価格が違います。確かめる方法は簡単で、よく頼む店のメニューを、店頭または店の公式サイトと見比べることです。差があるなら、それに配達料とサービス料が上乗せされているのが実際の負担です。逆に差がない店もあるので、一律に決めつけず、自分がよく使う数店だけ確認すれば十分です。

デリバリーの予算は、いくらに設定すべきですか?

回数から決めてください。月に何回なら納得できるかを先に決め、直近の注文履歴から一回あたりの実際の総額(配達料とサービス料込み)を出して、掛け算します。金額から決めて回数を後で調整しようとすると、月の前半で使い切って後半をひたすら我慢することになり、たいてい破れます。回数で決めておけば、頼むときに「今月あと何回」という形で判断できます。

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