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光熱費は毎月いくらが目安?

目安としては、光熱費の合計が手取りの5〜10パーセントあたりに収まっていれば普通の範囲です。ただし大事なのは割合ではなく方法のほうで、電気・ガス・水道に分けて、どれが動いているのかを先に特定します。そのうえで、今月の請求額ではなく年間合計を12で割った額を光熱費の袋に入れます。そうすると、安い季節に貯まった残高で高い季節の請求を払うことになり、年2回の危機が残高の上下に変わります。

まず、内訳に割る

光熱費という一つの合計しかない状態では、どのサービスが動いたのかがわかりません。電気、ガス、水道の三つに割ってください。ガスは都市ガスかプロパンかで料金の決まり方がまったく違うので、検針票を見て自分がどちらかを確認します。水道は地域によって2か月に一度まとめて請求される形になっていて、その月だけ跳ねて見えます。通信費はここに入れず、別の袋にします。電気とガスは電力会社・ガス会社のマイページで過去12か月や24か月の使用量が見られることが多く、前年同月との比較も出ます。一度だけ引っ張ってください。ほとんどの場合、変動と総額の大半を一つの線が担っていて、注意を向ける価値があるのはその一本だけです。

5〜10パーセントという幅と、それを動かすもの

光熱費の合計が手取りの5〜10パーセントというのは、袋の初期値を決めるための目安であって、測定された数字ではありません。上に出るのは、断熱の弱い古い建物、オール電化、エアコンで冬を越す地域、在宅時間が長い世帯、そして家族の人数が多くお湯をよく使う家です。プロパンの物件も上に出やすく、これは使い方ではなく建物についてくる条件です。下に出るのは、小さい部屋、気候の穏やかな地域、新しい建物、そして水道代が家賃に含まれている物件です。幅より上にいること自体は問題ではありません。ただ、価格をほとんど自分で決められないサービスに、毎月一定の額を持っていかれているという事実は、知っておく価値があります。

年間合計を12で割る

平均的な月というものは存在しません。冬と夏の請求は、春や秋の倍近くになることがあり、穏やかな月の請求額で組んだ家計は年に二回必ず崩れます。だから12か月分の請求を全部足して12で割り、今月の請求がいくらであっても、その額を毎月光熱費の袋に入れてください。穏やかな月には袋に残高が積み上がり、ピークの月には請求が入金額を超えて残高を食います。それは問題ではなく、仕組みが働いている状態です。予測できる年2回の危機が、上がったり下がったりする残高に変わります。この一年で料金の改定があったなら、単純な平均に少し足しておいてください。

契約のほうを見る

光熱費で効く見直しは、こまめに消すことより契約側にあります。地域や契約プランによっては、電気の基本料金が契約アンペアで決まる仕組みになっていて、暮らしに対して大きすぎるアンペアを引き継いだままの部屋があります。何アンペアで契約しているかは検針票か電力会社のマイページに書いてあります。ガスがプロパンなら、料金は供給会社ごとに決まる仕組みなので、検針票の基本料金と従量単価を読んで、供給会社に直接聞いてください。賃貸だと供給会社を選んだのは自分ではないことも多く、その場合は次に部屋を探すときのチェック項目になります。どれも、行動ではなく契約を触る話です。

今週やる、袋の変更

電気・ガス・水道それぞれのマイページから12か月分の履歴を出し、合計して12で割り、その額を今回の給料から光熱費の袋に入れてください。穏やかな月に袋がプラスで走るのはわざとなので、その余りを他に回したくなるのをこらえます。その余りは、早めに届いた冬の暖房代です。請求日がばらばらでも袋は一つにまとめてかまいません。どれも、その月に自分でどうこうできる部分が少ない固定の支払いだからです。Envelope Budget は袋の残高が翌月に繰り越されるので、春に積み上がって夏に食われていく様子が、失敗に見えないまま見えます。

よくある質問

通信費は光熱費に入れますか?

分けてください。電気・ガス・水道は季節と使用量で動きますが、通信費はプランを変えないかぎり動きません。混ぜると、袋が二つの無関係な理由で動くことになり、どちらが原因かわからなくなります。通信費を別にしておくと、年に一度の見直しもやりやすくなります。手をかける価値があるのは、その年に一度のタイミングだけだからです。もし一つの袋にまとめるなら、割合の目安と比べるときにそのことを思い出してください。

引っ越したばかりで履歴がありません。どう決めますか?

聞く、見積もる、あとで直す、の順です。電力会社やガス会社は、その住所の使用実績を教えてくれることがあります。管理会社や前の入居者からわかることもあります。どうしても情報がないなら、まずは手取りの5〜10パーセントの範囲で、気候と建物の古さを見ながら少し高めに設定してください。最初の数か月を高めにしておけば、不足を発見するのではなく余裕を積んでいる状態になります。1年たてば実績が手に入り、そこからは年間合計を12で割る方法に切り替えます。

使い方は変えていないのに電気代が上がりました。何を見ますか?

行動を変える前に検針票を読んでください。請求書は基本料金と使用量に応じた部分に分かれていて、どちらも使用量とは無関係に変わることがあります。前年同月の使用量と比べてください。多くの検針票やマイページに載っています。使用量が横ばいで単価が動いたのなら、答えは習慣探しではなく袋の金額の更新です。使用量そのものが増えているなら、疑うのは冷暖房の設備、寿命が近い家電、そして日中に家にいる人が増えたかどうかです。

この家計をスマホで回す

Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。

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