スマホ代とネット回線に、毎月いくらまで使うべき?
スマホ代と自宅のネット回線は一つの袋にまとめて、手取りの2〜4パーセントあたりを目安にします。金額を動かしているのは四つだけです。回線の本数、端末の分割が請求に混ざっているか、割引の適用期間が終わっていないか、そして使っていない容量やプランのままかどうか。ここは毎月気にする費目ではなく、年に一度だけ本気で見る費目です。契約更新日と分割の終了月を袋のメモに書いておいてください。
つながるための費用は、一つの袋に
スマホの通信料、自宅の光回線、それにぶら下がっているオプション。家計の側から見れば、これは全部同じものです。何かを変えないかぎり、毎月同じ日に同じ額が出ていく固定の支払いです。まとめておくと「通信費」という一つの数字ができて、それを手取りと比べられます。比べる意味があるのはその数字だけです。そして光熱費の袋から出しておくことにも意味があります。光熱費は季節で揺れるので、そこに混ぜると通信費の安定した性質が隠れてしまうからです。目安は手取りの2〜4パーセントくらい。これは測定値ではなく、袋の初期値を決めるための線です。ここより上にいるとき、原因はたいてい数種類しかなく、どれも明細を15分読めば見つかります。
端末代と通信料を分ける
スマホの請求が思ったより高い理由の第一位は、それが通信料だけの請求ではないことです。端末の分割、アクセサリーの分割、端末の保証サービス、データの追加オプション、通話定額。これが通信料と同じ請求書に並んでいて、性質はまるで違います。端末の分割は終了月と残債の決まった借入で、だからある月に急に請求が下がることがあります。プランを何も変えていないのにです。明細を開いて分けてください。この額が何回線ぶんの通信料、この額が端末、この額が任意のオプション。ここを分けないうちは、他社と比べることも、乗り換えるべきかを判断することもできません。
金額を動かす四つのつまみ
いちばん大きいのは回線の本数です。家族名義でまとめている場合、もう独立した子どもの回線がそのまま残っていることがあります。二つめが端末の分割で、これは終わるときに終わります。三つめは割引の期間で、いちばん静かに効きます。開通キャンペーンや期間限定の割引は契約書のどこかにある日付で切れて、請求だけが上がります。四つめは、もう必要のない容量やプランです。回線が多い、選択肢の少ない地域に住んでいる、在宅勤務で上りの速度が要る、スマホが自宅の回線を兼ねている。どれも目安より上にいて当然の理由です。問題なのは高い請求そのものではなく、家の誰も説明できない高い請求のほうです。
格安SIMに移すときに見る一点
日本の家計相談でいちばん多く勧められる固定費の見直しが、大手キャリアからオンライン専用プランや格安SIMへの乗り換えです。効くのは本当です。ただし、ここには一つだけ落とし穴があります。光回線とスマホのセット割、そして家族割です。スマホ側を安い契約に移すと、そのセット割や家族割の条件から外れて、光回線の側やほかの家族の回線が上がることがあります。つまり一本を下げて、別の一本が上がる。判断するときは、自分の一回線だけでなく、世帯の通信費の合計で前後を比べてください。条件は事業者ごとに違うので、必ずそれぞれの公式の説明で確認してください。数字はここでは出しません。
今週やる、袋の変更
スマホと回線の明細を、それぞれ内訳の出る形で開いて、通信料と端末代とオプションに分けます。そのうえで、通信費の袋を一つ作って合計額を入れてください。そして袋のメモに日付を二つ書きます。端末の分割が終わる月と、割引が切れる月です。Envelope Budget では袋にメモを残せるので、その日付が、開かないフォルダではなくお金と同じ場所に置かれます。分割が終わったら、浮いた額を消さないでください。その月のうちに貯金目標へ移します。請求が静かに下がって、家計が静かに吸収してしまうのが、昇給が消える仕組みそのものです。見直し自体は、年に一度カレンダーに入れます。
よくある質問
1回線あたりいくらなら妥当ですか?
金額は事業者とプランと時期で変わるので、ここでは出しません。代わりに、自分の請求で構造を見てください。合計から端末の分割、保証、オプションを引いて、残った通信料を回線数で割ります。その1回線あたりの通信料が、他社と比べるときに同じ土俵に載る数字です。高いと感じたら、原因の定番は三つです。使っていない回線が残っている、昔のプランのまま移行していない、契約時に付いたオプションを一度も見直していない。
スマホと光回線は一つの袋にしますか、二つにしますか?
一つで十分な家庭がほとんどです。どちらも固定の支払いで、毎月の管理が要らない性質も同じだからです。二つに分けるのは、請求サイクルが大きく違うとき、片方が仕事の経費で別に管理したいとき、そして片方を今まさに見直していて効果だけを見たいときです。大事な線引きはスマホと回線の間ではなく、通信費と光熱費の間にあります。動かない支払いと季節で動く支払いを混ぜると、両方読めなくなります。
何も変えていないのにネットの料金が上がりました。なぜですか?
いちばん多いのは、期間限定の割引が終わったことです。開通時のキャンペーン割引は契約時の書面に書かれた期間で終わり、その後は通常料金に戻ります。改まった通知は来ないことが多いので、請求だけが動きます。ほかに考えられるのは、機器のレンタル料、オプションの追加、料金改定です。明細を3か月前のものと1行ずつ突き合わせてください。原因が何であれ、袋の金額はすぐ更新します。更新しないと、増えた分は食費が黙って引き受けます。
この家計をスマホで回す
Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。
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