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ホームいくらまで使っていいか

戸建ての光熱費は毎月いくらかかる?

平均は使わず、自分の明細から組みます。電気、ガスまたは灯油、水道、浄化槽の保守、地域によっては町内会で徴収されるごみ処理費まで、12か月分を全部足して12で割り、その一定額を光熱費の袋に毎月入れてください。平均より大事なのは振れ幅です。ピークの一、二か月が穏やかな月の何倍にもなり、そこを前もって積んでおくことだけが、その差をカードから遠ざけます。

賃貸では見えていなかった線

賃貸から戸建てに移ると、いままで家賃や共益費に紛れていた支払いが表に出てきます。水道は上下水道が満額で来ます。地域によっては下水ではなく浄化槽で、その場合は保守点検と汲み取り、法定検査が定期的に必要になります。ごみの処理費が自治会経由で徴収される地域もあります。庭があれば、水やりの水道代と、剪定や除草の費用が季節ごとに出てきます。そして冷暖房の負荷が上がります。隣の部屋に三方を囲まれていた集合住宅と違って、戸建ては全方向が外だからです。持ち家が失敗だという話ではありません。マンションや賃貸から持ってきた光熱費の数字が、構造的に低すぎるという話です。

全国平均が役に立たない理由

戸建ての平均は、温暖な地域の小さな平屋と、冬と夏がはっきりある地域の大きな家を混ぜています。オール電化と都市ガスとプロパンと灯油を混ぜ、上水道と井戸を混ぜ、下水道と浄化槽を混ぜています。その結果は誰の家の話でもありません。延床面積、地域、断熱の年代、暖房の熱源、住んでいる人数のどれもが金額を大きく動かし、しかも同じ方向には動きません。あなたが読んだどの数字も、幅の広すぎる分布の真ん中でしかなく、その半分でも倍でも、無駄遣いかどうかは何もわかりません。効く比較は一つだけです。去年の自分の家と、今年の自分の家を比べることです。

自分と比べるときは、金額ではなく使用量で

自分の家が電気やガスを使いすぎているかを見るなら、金額ではなく使用量で比べてください。金額には自分では決められない単価が混ざるからです。年間の電気の使用量(キロワットアワー)と、ガスの使用量(立方メートル)を、それぞれ延床面積で割ります。そして同じ家の去年と今年を並べます。天気も住んでいる人も変わっていないのに跳ねているなら、疑うものははっきりしています。冷暖房設備の不調、給湯が長時間動いている、断熱が落ちている、どこかで漏れている。この比較は行動につながります。気候も単価も違う他人の金額と自分の金額を比べても、行動には何もつながりません。

平均ではなく振れ幅を予算にする

多くの地域で、戸建ての光熱費には穏やかな月の何倍かになる月が年に一、二回あります。毎年カードに乗るのはその差です。原因は習慣ではなく構造なので、対処も構造でやります。各事業者のマイページで12か月の履歴を開き、いちばん高い月といちばん低い月を書き出してください。同じことを、不定期に来るものにもやります。数か月ごとに来る水道の請求、冬だけ買う灯油、浄化槽の点検、雪の多い地域なら除雪の契約。この不定期のものこそ、みんながまるごと忘れる部分です。冬の請求書三枚から作った月平均が必ず外れるのは、これが理由です。

今週やる、光熱費の袋を一つに

12か月分の全部の線を足します。数か月ごとのものと季節だけのものも入れます。12で割ります。その一定額を、給料日に光熱費の袋へ入れて、すべての光熱費をそこから払ってください。春と秋に残高が積み上がり、夏と冬にそれが使われます。それが仕組みの正常な動きなので、月末に余りを他へ回さないでください。年に一度、直近12か月で計算し直します。単価が上がっている地域なら少し足します。早めの警報がほしいなら、袋の残高をホーム画面のウィジェットに出して、10月の時点でまだ積み上がっているかを見てください。積み上がっていなければ、その冬は先に決着がついています。

よくある質問

電力会社やガス会社の月額一定プランを使えば、袋は要りませんか?

その事業者の分だけは平らになります。使い方としてはまっとうで、不定期な請求で月が壊れるのが問題なら効きます。ただ、対象になるのは提供している事業者の分だけで、水道や灯油、浄化槽の保守、除雪の契約は平らになりません。さらに精算のタイミングでまとまった差額が来ることがあります。光熱費の袋は全部をカバーして、その精算ぶんも用意しておけます。併用してかまいません。大きい線をプランで平らにして、残りを袋が吸収します。

光熱費に何を入れて、何を入れませんか?

家を動かすために計測・請求されるものだけにしてください。電気、ガスや灯油などの熱源、上下水道、ごみ処理費、浄化槽の保守。通信費は季節で動かない固定の支払いなので別の袋です。庭の手入れや除雪は判断が分かれますが、契約していて季節性があるなら、形が似ているので光熱費の袋に入れてもうまく回ります。修繕はここには絶対に入れません。修繕は時期だけでなく金額も読めないので、専用の積立が要ります。

光熱費は手取りの何割くらいが普通ですか?

目安としてよく置かれるのは、手取りの5パーセントから10パーセントくらいまでです。住居費と光熱費を合わせて見るほうが実態に近くなります。ただしこれは出発点であって判定ではありません。寒暖差の大きい地域や、断熱の弱い古い家では、あなたのせいでなく上に出ます。役に立つ問いは割合そのものではなく、それが何を押しのけているかです。住居費と光熱費で貯金と借入返済の袋が毎月ゼロになるなら、目安が何と言おうと、それが合図です。

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