ガソリン代は毎月いくらで見ておく?
平均額は使わず、計算します。週の走行距離を実燃費(キロメートル毎リットル)で割ると週に使うリットル数が出て、そこに給油レシートの単価を掛けると週の金額、それを4.3倍すると月の金額です。冬は燃費が落ちるので少し上乗せし、帰省や旅行の長距離は毎月の袋に入れず別にします。単価が目に見えて動いたら、直近3回の給油から計算し直してください。
式そのもの
誰かが言うガソリン代の目安は、口に出した時点で古くなっています。単価は週ごとに動き、地域でも違い、走行距離はあなただけのものだからです。だからこの費目は、目安より式のほうが確実に勝ちます。週の走行距離を実燃費で割ると、週に使うリットル数が出ます。それに給油レシートに書かれた単価を掛けると週の金額。4.3を掛けて月の金額にします。ひと月は平均およそ4.33週なので、4で計算すると一年で一週間ぶん足りません。実燃費は、給油から次の給油までの走行距離を、入れたリットル数で割って出します。1回ではなく3回ぶんを平均してください。週の走行距離は、勘ではなく、ふつうの7日間の走行距離計で測ります。2台あるなら2回計算して足します。
季節と長距離の調整
寒い時期は燃費が落ちます。暖機に時間がかかり、短い距離の走行が増えるとさらに落ちます。夏に計算した数字は、1月には足りません。エアコン、ルーフキャリア、渋滞、空気圧の下がったタイヤも燃料を食います。これを一つずつ計算するより、ふつうの月で基本の袋を作り、寒い月だけ少し上乗せするほうが実務的です。上乗せぶんは、穏やかな月に袋が作った余りから出します。そして帰省や旅行の長距離は、毎月の袋には入れません。一回の長距離が、ふだんの通勤ひと月ぶんを超えることがあり、それをガソリンの袋に入れると、予定どおりの行動が支出の失敗に見えてしまいます。帰省ぶんは特別費の積立の担当です。
金額を固定した予算が失敗する理由
ガソリン代をいくらと決める、単価が上がる、袋が早く空になる、そして「やっぱり家計簿は続かない」と結論する。実際に起きたのは、変動する単価を家計のほうが固定したことです。燃料費には二つの入力があって、あなたが握っているのは片方だけです。単価は与えられるもので、走行距離はあなたのものです。だから袋は「金額」ではなく「走行距離の目標に金額を付けたもの」として書き、単価が目に見えて動いたら掛け算をやり直します。袋が減ってきたときに出てくる問いも変わります。どの用事をまとめられるか、この買い物は土曜のついでで足りるか、遠回りをする価値があるか。どれも実際に効くつまみです。なぜ使いすぎたのかと悩むのは、つまみではありません。
ガソリン代は、たいてい通勤の問題
燃料費が重いと感じるとき、原因はほぼ単価ではなく距離です。週の走行距離のうち、通勤が何割かを確かめてください。大半が通勤なら、燃料はもっと大きな費用の見えている一部分にすぎません。同じところに整備費、タイヤ、車の価値の目減り、そして時間が乗っています。その場合、用事を一つ減らしても合計はほとんど動きません。動くのはもっと大きな決断のほうです。在宅勤務の日を作れるか、次の自然なタイミングで職場か住まいを近づけられるか、週の一部を電車や相乗りにできるか。逆に大半が通勤以外なら、用事をまとめるのは本当に効きます。効果は2週間で袋に出ます。
今週やる、袋の変更
直近3回の給油レシートを出して実燃費を計算し、1週間前の走行距離計と今日を比べて、掛け算をしてください。その額をガソリンの袋にして、月ではなく週で入れます。月初にひと月ぶんが入っていると、最初の満タンが月の後半を食べてしまうからです。給油はレジで払った瞬間に手で記録します。数秒の入力が、残高を本当の数字に保ちます。Envelope Budget はホーム画面とロック画面のウィジェットに残高を出せます。この費目ではそれが効きます。ガソリンは典型的な「そのままカードを当てる」買い物で、走り出す前に数字が見えていることだけが、正しいタイミングでの介入になるからです。長距離は別の袋のままにしてください。
よくある質問
実燃費はどうやって出しますか?
満タンにして走行距離計を控え、ふだんどおり走り、次に満タンにしたときの走行距離と入れたリットル数を記録します。走行距離をリットル数で割ったものが、そのタンクの燃費です。これを3回ぶんやって平均してください。1回だけだと、高速中心の週や、寒波や渋滞で大きくずれます。車のメーターの燃費表示は便利ですが甘めに出ることが多く、カタログ値は測定条件下の数字であってあなたの運転の記録ではありません。式に入れるのは3回の平均です。年に一度やり直すと、車が古くなる分も追えます。
ガソリンの袋は週ごと、月ごと、どちらがいいですか?
週ごとです。給油は合計に対して一度に大きな額が動くので、月初にひと月ぶんが袋にあると、大きく入れて第4週が痩せます。週ごとに入れると、計算違いが7日で収まり、同じ月のうちに直す機会が3回残ります。実際の判断の形にも合っています。給油機の前で、満タンにするか3000円だけ入れるかを選ぶ、あの瞬間です。走る距離が短くて月に一度しか給油しないなら、月ごとでかまいません。
電気自動車にもガソリンの袋は要りますか?
入力の違う同じ袋が要ります。自宅充電は電気代に乗るので、光熱費に含めるか、充電に使った電力量に単価を掛けて分けて出すかのどちらかです。外の急速充電は別の線で、燃料と同じ動きをするので、週ごとに入れる充電の袋にします。式の形は同じです。距離を効率で割って、単価を掛ける。単位が変わるだけです。
この家計をスマホで回す
Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。
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