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ホームひとつの費目を減らす

外食費を減らす:回数を数えてから、削る場所を選ぶ

外食費を減らす前に、自分の外食を二つに分けてください。惰性で発生している回と、人と会うために発生している回です。前者は自炊や作り置きで置き換えられ、後者は削ると生活の質だけが減ります。効く手も種類ごとに違います。平日の昼、疲れて帰った夜、週末の外食は、それぞれ別の問題です。そのうえで、外食の袋を食費から独立させると、判断できる数字になります。

まず二週間、回数と理由を書く

金額から入ると、外食は「たまにしか行っていない」ことになります。実際に多いのは回数です。二週間、外食とテイクアウトのたびに、日付と金額と、なぜそうしたかを一行書いてください。理由は三語で足ります。疲れていた、時間がなかった、人と会った、買い物のついで、飲み会だった。二週間分を並べると、自分の外食の型が見えます。ほとんどの人で、理由の上位二つが全体の大半を占めます。そこが手を打つ場所です。理由を見ずに「外食を減らす」と決めると、いちばん削りやすい、つまりいちばん楽しかった回から消えていきます。

疲れて帰った夜の外食は、意志の問題ではない

外食のいちばん多い理由は、疲れと時間です。これは意志では解決しません。家に帰った時点で調理が始められる状態になっているかどうか、という段取りの問題です。効くのは、金曜か日曜に主菜を二つか三つ作って冷蔵・冷凍しておくこと、米を炊いて小分けして冷凍しておくこと、そして「疲れた日用」の常備品を決めておくことです。三分で食べられる選択肢が家にあるかどうかで、その夜の外食は決まります。ここで重要なのは、その常備品を我慢の食事にしないこと。まずいものを用意しても、疲れた日には選ばれません。

平日の昼と、飲み会は別の問題

平日の昼食は回数が多いので、少しの差が月では大きくなります。手は、弁当を持つ、社食を使う、店を数軒に固定して選ぶ時間をなくす、のいずれか。毎日弁当は続かない人が多いので、週に何回持つかを先に決めるほうが現実的です。飲み会はまったく別の話で、これは食事ではなく人間関係の支出です。全部断る方向で解決しようとすると、しばらくして反動が来るか、関係のほうが減ります。現実的なのは、月に出る回数を先に決めておくこと、そして一次会で帰る日を決めておくことです。二次会と三次会が金額の大半を作っている、というのはよくあります。

残す外食を、先に決める

外食を全部やめる計画は、ほぼ確実に破れます。破れたあとの反動は、それまでに節約した分を超えることが多い。だから最初にやるのは、削る回を決めることではなく、残す回を決めることです。月に何回、誰と、どういう場面の外食を続けるのか。それを先に書いてから、残りを自炊や作り置きに寄せます。この順番だと、外食は罪悪感の対象ではなく、予算に入っている支出になります。予算に入っている支出は、気持ちのうえでまったく別の物になり、当日にやめるかどうか迷わなくて済みます。迷いがなくなると、記録も続きます。

袋の作り方:食費と外食を分ける

外食とテイクアウトは、自炊の食費とは別の袋にします。混ぜていると、自炊が減って外食が増えても合計が変わらず、何が起きたのか分からないままになります。分けておけば、外食の袋の減り方だけを見て判断できます。金額は、残すと決めた回数に、いつも払っている一回あたりの金額をかけて出します。平均ではなく、自分の実績から出してください。そして袋を月ではなく週で見ると、月末に「もう外食できない」という状態が来にくくなります。飲み会が多い月がある人は、飲み会だけ別に特別費の積立から出す運用も現実的です。

よくある質問

外食費はいくらまでが適正ですか?

適正額を外から指定することはできません。手取りも生活の形も違うからです。決め方はあります。まず外食の袋を独立させて、直近三か月の実績を出す。それを手取りに対する割合として見て、他の袋、とくに貯金と特別費の積立と並べたときに納得できるかを判断する。納得できないなら、回数のほうを先に決め直します。金額を先に決めて回数を後から我慢する形にすると、月の後半に必ず破れます。

自炊のほうが安いのは分かっているのに、続きません。

たいてい原因は調理ではなく段取りです。買い物、下ごしらえ、片づけの三つのうち、どこで止まっているかを特定してください。買い物で止まるなら宅配や週一のまとめ買い、下ごしらえで止まるなら休日の作り置きと冷凍、片づけで止まるならフライパン一つで終わる料理と使い捨ての工夫が効きます。全部を一度に変えようとせず、止まっている一か所だけ変えてください。あと、疲れた日用の三分の選択肢を家に置いておくことが、いちばん効きます。

飲み会の誘いを断らずに、支出を抑えるには?

回数を先に決めておくのがいちばん実用的です。月に何回まで出るかを決めておくと、断るときの理由が「今月はもう予定がある」になり、金銭的な話をしなくて済みます。もうひとつは一次会で帰る、という運用。金額の大半は二次会以降にあることが多いので、ここだけで大きく変わります。どうしても外せない月が続くなら、飲み会の分は特別費の積立に立てておいて、そこから出す形にすると、他の袋を壊さずに済みます。

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