車の旅:高速料金・燃料・宿を、出発前に見積もる
車で行く旅行は、費用が見えにくいのが特徴です。燃料、高速料金、駐車場、宿、食事、そして帰りの疲労が生む外食まで積み上がります。出発前にルートと距離を確定させ、料金検索で高速料金を出し、実燃費から燃料代を計算すれば、交通費はほぼ確定します。あとは食事と宿を設計するだけです。割引制度は改定されるので、必ず公式の情報で確認してください。
出発前に、交通費だけは確定できる
車旅の費用は読みにくいと思われがちですが、交通費は事前にほぼ確定できます。まず地図アプリでルートを決め、往復の距離を出す。次に、高速道路の料金検索で区間の料金を調べる。最後に、自分の車の実燃費と、給油しているガソリンの単価から燃料代を計算する。この三つで交通費が出ます。ここまでやってから、宿と食事の予算を決めると、総額が旅行の前に分かります。多くの車旅が予算を超えるのは、この計算をしないまま出発して、現地で足していくからです。計算は三十分もかかりません。
高速道路の割引は、制度そのものを確認する
高速道路にはいくつかの割引制度があり、時間帯や車種、利用の形態によって適用が変わります。ただし、これらの制度は内容が改定されることがあるので、ここで条件を書くことはしません。出発前に、道路会社の公式サイトで現在の制度と適用条件を確認してください。深夜や休日の扱い、対象となる区間、必要な手続きが書かれています。制度に合わせて出発時刻をずらせるなら、それは検討する価値があります。ただし、無理な時間に運転するのは安全の問題なので、金額のために眠い時間帯を選ぶのは避けてください。
食事と休憩を、先に設計しておく
車旅で予算が崩れるのは、たいてい食事です。サービスエリアは便利ですが、出発前に何も用意していないと、休憩のたびに買うことになります。効くのは、飲み物と軽食を出発前に用意しておくこと、そしてどこで食事を取るかを大まかに決めておくことです。行き当たりばったりだと、選択肢が限られる場所で高い選択をすることになります。同時に、休憩そのものは削らないでください。運転の疲労は事故につながります。休憩の回数ではなく、休憩のたびに買う金額を設計する、という考え方にしてください。
荷物と装備が、燃費と快適さを決める
積載が多いと燃費は落ちます。とくに屋根に積む形は空気抵抗が増えるので影響が大きく、使わない期間はキャリアを外しておく価値があります。タイヤの空気圧は、長距離を走る前に確認してください。燃費だけでなく安全にも関わります。人数が多い旅行では、荷物を減らすほうが乗り心地も燃費も改善します。車中泊を考えている場合は、駐車する場所のルールを必ず確認してください。休憩施設は仮眠のための場所であって、宿泊施設ではないという扱いになっていることがあります。禁止されている場所での車中泊は、節約以前の問題です。
袋の作り方:交通費と宿と現地費用を、一つの旅行の袋に
車旅の支出は、燃料、高速料金、駐車場、宿、食事、入場料、土産と広がります。これを別々の袋に散らすと、旅行の総額が最後まで分かりません。「旅行」の袋にまとめて、そこから全部を出してください。特別費の積立の中に立てて、毎月一定額を入れておきます。出発前に計算した交通費と、予約済みの宿は、出発の時点ですでに袋から出ている状態にする。現地で使う分だけを残しておけば、旅行中に見るのはその残高だけになります。帰宅後に総額を記録すると、次の旅行の予算が実績で決まります。
よくある質問
高速道路の料金は、どこで調べられますか?
道路会社が提供している料金検索のサービスで、出発と到着のインターチェンジを指定すれば区間の料金が出ます。車種によって料金が変わるので、自分の車種を選んでください。割引の適用条件も、同じ公式サイトに記載されています。制度は改定されることがあるので、過去の記憶や他人の記事の数字ではなく、出発前にその時点の公式情報を見るのが確実です。ルートによっては、一部の区間だけ高速を使うほうが総額が下がることもあります。
高速を使わないほうが安いですか?
距離と時間によります。高速料金は浮きますが、下道は走行距離が伸びて所要時間が長くなり、燃料代と疲労が増えます。長距離ほど高速のほうが総合的に有利になりやすく、短距離では下道が有利になりやすい。判断するなら、両方のルートで距離と時間を出して、燃料代と高速料金を足して比べてください。加えて、運転する人の疲労は数字に出ませんが、事故のリスクと帰宅後の外食に確実に影響します。
家族での車旅は、電車より安いですか?
人数が多いほど車が有利になりやすい構造です。電車は人数分そのまま増えますが、車は燃料代と高速料金が人数で変わらないからです。ただし、目的地での駐車場代、運転の負担、渋滞の時間を足す必要があります。計算するときは、往復の燃料代、高速料金、現地の駐車場代を合計し、それを人数で割って一人あたりにしてから、鉄道の往復運賃と比べてください。子ども連れなら、途中の休憩の回数と食事も見込んでおくと、実態に近くなります。
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