家計に入れるべき支出には何がありますか?
家賃と管理費、光熱費、通信費、食費、交通費、保険、借入や奨学金の返済、医療費、日用品、サブスク、子どもやペットの費用、交際費、そして自分のお小遣い。ここまでが毎月の分です。そのうえで、毎月ではない支出、つまり車検、自動車税、更新料、帰省、冠婚葬祭、年払いの保険料などを、次に払う月までの月数で割って足します。家計を壊すのは、この後半のほうです。
毎月の一覧
住居では、家賃、管理費や共益費、駐車場代、月払いにしている火災保険。光熱費では、電気、ガス、水道。水道は隔月請求の自治体が多いので、月額に直して入れます。通信費では、スマホ、光回線、NHK受信料。地域によっては町内会費。食費は自炊と外食を分けます。交通費は、通勤手当で全額戻る分を除いた自己負担、ガソリン、駐車場、タクシー。保険料は給与天引きになっていない分だけ。借入返済には、カードの分割やリボ払い、奨学金の返済も入ります。医療費、日用品、美容。サブスクと会費。子どもがいれば保育料、給食費、学童、習い事、塾。ペットがいればフードと通院。交際費。そして、誰にも説明しなくていい自分の袋。
忘れられるほうの支出
毎月ではないので一覧から落ちて、それでも必ず来るものです。車検、自動車税、自賠責。賃貸の更新料、火災保険の更新、保証料。持ち家の固定資産税と修繕。帰省。冠婚葬祭とお年玉。年払いの保険料と年払いのサブスク。入学準備と講習費。人間ドックや歯科の自費診療。メガネとコンタクト。資格の更新料と組合費。家電とスマホの買い替え。壊れないほうに賭けても、いつか壊れます。
毎月ではない支出を月額に直す
それぞれの総額を、次に払う月までの月数で割ります。10か月後に来るものは毎月10分の1、2年後の更新なら24分の1です。その額を特別費の積立の袋に毎月入れて、触らずに置きます。請求が来たときにはお金がそこにあって、その月は普通の月になります。家計を壊す費目を、二度と話題に出ない費目に変える工程がこれです。
一覧を信じる前に、自分の明細を見る
ここに書いた一覧は思い出すための道具で、家計そのものではありません。毎月のものは直近3か月、年払いのものは12か月分の明細を見ます。年に一度しか動かない引き落としは、3か月の確認では絶対に出てきません。そして、そういうものにいちばん驚かされます。
書かないもの
給与から天引きされているものは書きません。所得税、住民税、健康保険料、厚生年金、財形など。手取りで組むなら、それらはすでに引かれた後のお金を扱っているので、書くと二重になります。通勤手当で全額が戻る通勤費も同じ理由で外します。年に一度しか買わないものに毎月の費目を作るのもやめます。それは特別費の積立の側です。
一覧を、もっと少ない袋に落とす
支出の一覧は、実際に運用する袋より必ず長くなります。それでいいのです。別の書類だからです。自動で引き落とされる固定費は、まとめて1つか2つの袋にします。その場で金額を決められないものに袋を分ける意味はありません。袋を分けるのは、自分がその場で決めている支出だけ。食費、外食、日用品、娯楽、お小遣い。だいたい6〜10個に落ち着いて、その横に特別費の積立が静かに並びます。
よくある質問
この全部に袋が必要ですか?
必要ありません。一覧は忘れないためにあり、袋は判断するためにあります。判断が発生しない支出に、袋は要りません。
貯金は支出として書くべきですか?
書きます。余ったら貯めるのではなく、最初から割り当てられた行き先として扱います。余ったら貯めるという形にすると、たいてい余りません。
給与天引きされている分はどう扱いますか?
家計には書きません。口座に入る金額で組みます。天引き分を家計に足すと、使えるお金が実際より少なく見えて、計画がゆがみます。
この家計をスマホで回す
Envelope Budget は、現金の袋分けで家計を管理する iPhone アプリです。入力は意図して手動にしています。記録した瞬間が、支出に気づく瞬間だからです。
Envelope Budget を入手iPhone・手入力式、銀行連携なし・7日間無料