現金の袋分け(封筒貯金)はどうやるものですか?
給料日に使う分だけ現金でおろして、名前を書いた封筒やケースに分け、その中にある分だけで暮らすやり方です。効くのは、残りが数字ではなく物として見えるからです。弱点ははっきりしていて、口座振替もカード払いもネット注文もカバーできません。
実際にやること
口座から落ちる固定費、つまり家賃、光熱費、通信費、保険料を先に確保します。そのうえで残りの生活費を現金でおろし、食費、日用品、外食、美容といった袋に分けます。透明なポケットのバインダーやジャバラのケースを使う人が多いのは、残りが一目で分かるからです。
なぜ効くのか
現金を手渡すのは、カードをかざすより気づきやすい行為です。薄くなっていく封筒は、アプリの数字よりも直接的な合図になります。制限が観念ではなく物になる、というのがこの方法の全部です。
日本での現実的な弱点
家賃も光熱費も通信費もサブスクも、口座振替かカード払いです。現金の袋はそこに届きません。さらに、QR決済や交通系ICで払う機会が増えるほど、封筒の中身と実際の支出がずれていきます。給料日ごとにATMへ行くという工程も、いちばん先に捨てられます。手数料のかかる時間帯におろしていれば、その分も毎月出ていきます。
たいていの人が落ち着く形
使いすぎが実際に起きる2〜3費目だけ現金にして、残りはアプリの袋にする形です。多くの場合それは食費と外食です。手ざわりの制限が要る場所にだけ現金を置いて、それ以外では手間を持ちません。
封筒貯金として使う場合
生活費の管理ではなく、貯めるための封筒として使う形もあります。この場合、封筒に入れるのは特別費の積立や目的別の貯金で、日常の支払いには触れません。生活費の袋と貯める袋を同じ引き出しに置かないこと。混ざった時点で、貯めるほうが必ず負けます。
よくある質問
現金の袋とアプリ、どちらがいいですか?
同じルールを違う方法で守っているだけです。現金は物として止めてくれますが、振替や定期課金には届きません。アプリは全部を扱えて銀行に行かなくて済みますが、限度は数字です。両方を組み合わせる人が多いのはそのためです。
家に現金を置くのは安全ですか?
失くしたり盗られたりしたら戻りません。封筒に入れるのは1回の給料周期分の生活費までにして、貯金は口座に置く人がほとんどです。
キャッシュレス決済のほうが得ではないですか?
還元の話と、使いすぎの話は別です。使いすぎが起きていない費目はキャッシュレスのままで構いません。現金にするのは、限度を物として見せないと止まらない費目だけです。
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