平日の昼食代:毎日お弁当でなくていい
昼食は回数が多いぶん、小さな差が月では大きくなります。ただし毎日お弁当という目標は、多くの人にとって長続きしません。週に何回持つかを先に決め、その回数分だけ確実に回す形にしてください。作り置きから詰めるだけにすれば朝の負担は数分です。社食や定額のサービスがあるなら、それも選択肢に入ります。そして見落とされがちなのが飲み物代で、ここは弁当より簡単に下がります。
毎日ではなく、週の回数で決める
「明日から毎日お弁当」は、ほとんどの場合、三日で終わります。朝の余裕がない日、前の晩に何もできなかった日が必ず来るからです。そこで一度崩れると、そのまま元に戻ります。だから最初に、週に何回持つかを決めてください。二回でも三回でも構いません。決めた回数を確実に守るほうが、毎日を目指して崩れるより、月の合計では確実に下がります。しかも守れた実感が残るので、翌月に一回増やす余地ができます。回数を決めたら、どの曜日にするかまで決めます。会議が長い日や、人と食べる日を避けて配置すると、実行率が上がります。
作り置きから詰めるだけにする
弁当が続かない理由の大半は、朝に調理しようとするからです。朝は詰めるだけにしてください。前の晩の夕食を多めに作って一食分よけておく、休日に作り置きした主菜と冷凍したご飯を組み合わせる、冷凍しておいた副菜をそのまま入れる。この三つの組み合わせで、朝の作業は五分以内に収まります。彩りや品数は気にしなくていい。人に見せるものではないからです。むしろ、毎回同じ内容でいいと決めてしまうほうが続きます。献立を考える時間が、続かない理由の上位にあります。同じでいいと決めた瞬間に、その負担が消えます。
社食・店・コンビニの使い分け
弁当を持たない日の選択肢も、あらかじめ決めておくと支出が安定します。社員食堂があるなら、店より抑えられることが多いので、まず候補に入れます。店で食べる日は、行く店を数軒に固定してください。毎日どこにするか探すと、時間もかかるうえに、迷った末に高いほうを選びがちです。コンビニは便利ですが、単品を組み合わせると意外に金額が積み上がります。買う組み合わせをあらかじめ決めておくと、レジで増えません。定額のランチサービスがある職場なら、実際に使う回数で元が取れるかを、自分の出社日数から計算してください。
飲み物代は、弁当より簡単に下がる
昼食代の話をすると弁当ばかりが話題になりますが、飲み物のほうが手数が少なくて済みます。毎日、缶やペットボトルを一本か二本買っているなら、それは平日だけで月に二十回以上の購入です。水筒を一つ持つ、職場のお茶やウォーターサーバーを使う、という切り替えは、調理も段取りも要りません。コーヒーも同じで、職場で淹れられる環境があるなら、そこが最も手数の少ない削減になります。効果を確かめたいなら、飲み物だけを一か月記録してみてください。金額を見ると、たいていの人は弁当より先にこちらを変えます。
袋の作り方:昼食を独立した袋にする
昼食は食費の袋に混ぜず、独立させます。理由は二つ。回数が多いので、混ざると原因が特定できないこと。そして、弁当の回数を増やしたときの効果が、独立していないと見えないことです。「昼食」の袋には、店で食べる日の分と飲み物代を入れます。金額は、決めた回数と実績の単価から出してください。弁当の材料費は自炊の食費の袋から出るので、二重に数えないよう注意します。袋を週で見ると、週の後半に足りなくなる形が早く分かり、その週のうちに調整できます。買ったその場で記録するのが、続けるための唯一のコツです。
よくある質問
お弁当は本当に安く済みますか?
多くの場合は下がりますが、確かめる方法は自分の数字です。弁当に使った材料の金額を、その週に持った回数で割ると一食あたりが出ます。それを、外で食べる日の平均と比べてください。差が小さいなら、外食の店選びが安めなのか、弁当の材料が高めなのかのどちらかです。ちなみに、弁当のために特別な食材を買い足すと差は縮みます。夕食の延長で作れる範囲に収めるほど、差は大きくなります。
職場に冷蔵庫も電子レンジもありません。
その場合は、常温で持ち運べて、冷たいままおいしいものに寄せる必要があります。おにぎり、サンドイッチ、パスタサラダのような形です。保冷剤と保冷バッグは必須で、とくに暑い時期は食品の安全のために外せません。汁気の多いおかずや、生に近いものは避けてください。無理をして体調を崩すと、節約どころではなくなります。難しい季節は、その期間だけ回数を減らして、飲み物代の削減に振り替えるほうが現実的です。
同僚とのランチを断りにくいです。
断るより、回数を決めておくほうが実用的です。週に何回は人と食べる、と最初から予算に入れておけば、その日は迷わず行けますし、それ以外の日に弁当を持つ理由もはっきりします。人付き合いの昼食を削ると、金額以上のものが減ることがあります。予算に入れておく、というのは我慢の反対で、後ろめたさなしで使うための手続きです。袋のメモに「人と食べる日」を書いておくと、判断が一瞬で済みます。
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