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旅行費を抑える:繁忙期と、決める順番

旅行費で失敗する人の多くは、行き先を決めてから予算を考えます。順番を逆にしてください。使える総額を先に決め、その中で行き先と日程を選ぶ。そうすると、繁忙期を外すかどうか、宿にかけるか現地にかけるかといった判断が具体的になります。連休やお盆や年末年始は、交通も宿もいちばん高い時期です。そして旅行費は毎月の生活費ではなく、特別費の積立から出すものです。

総額を先に決めてから、行き先を決める

旅行の予算が守れないのは、意志の問題ではなく順番の問題です。行き先を決めたあとで予算を考えると、その行き先に必要な金額が予算になってしまいます。逆にしてください。まず、この旅行に使える総額を決める。それは特別費の積立に用意できている額です。次に、その総額の中で成立する行き先と日程を探す。この順番だと、選択肢は減りますが、決めたあとに苦しくなりません。総額を決めるときは、交通、宿、現地の食事、入場料や体験、土産、そして家を空けるあいだの費用まで含めてください。忘れられがちなのが最後の項目です。

繁忙期を外せるかどうかで、金額が変わる

連休、お盆、年末年始、そして週末は、交通も宿もいちばん高くなります。学校や仕事の都合で動かせないなら、そこは受け入れるしかありません。ただし、一日ずらす、前後に平日を一日足す、といった小さな調整でも変わることがあります。動かせないと決める前に、実際に日程をずらして検索して、差を確認してみてください。差が小さいなら悩む必要はありませんし、大きいなら調整する価値があります。動かせない旅行なら、価格を追いかけるのはやめて、早く押さえることに切り替えたほうが結果がよくなります。

配分は、何を楽しみに行くかで決める

同じ総額でも、配分の仕方で旅行はまったく違うものになります。宿でゆっくりするのが目的なら、宿に多く割いて現地の予定を減らす。歩き回るのが目的なら、宿は寝るだけにして現地に配分する。人と会うのが目的なら、交通と食事に寄せる。この判断を先にしておくと、現地で迷いません。逆に配分を決めずに出発すると、宿にも現地にも中途半端にお金を使って、あとから何が楽しかったのか分からなくなります。旅行の満足度は総額ではなく、自分が大事にしているところにお金が行っているかで決まります。

土産と、現地での予定外の支出

土産は、旅行費の中でいちばん見積もりから漏れる項目です。配る先の人数と一人あたりの目安を、出発前に決めておいてください。決めていないと、最終日に土産物店で判断することになり、そこはいちばん判断が甘くなる場所です。現地での予定外の支出も同じで、あらかじめ余裕として金額を確保しておけば、使ったときに罪悪感が出ません。子ども連れの旅行では、この予定外の枠を多めに見ておくほうが現実的です。予定どおりに進まないのが前提だからです。枠を用意しておくことと、無制限に使うことは別のことです。

袋の作り方:旅行は特別費の積立に立てる

旅行費を生活費の袋から出すと、その月だけ家計が壊れます。特別費の積立の中に「旅行」を立ててください。年に何回、どのくらいの規模の旅行をしたいかを決めて、その合計を12で割った額を毎月入れます。行き先が決まっていなくても積み立ては始められます。予約のたびに袋から出ていくので、出発の時点で支払いはほぼ終わっている状態になります。帰宅したら、実際の総額を記録に残してください。次の年の積立額は、希望ではなく実績から決めるほうが正確です。旅行のたびに足りなくなるなら、積立額か旅行の規模のどちらかを変える必要があります。

よくある質問

旅行のために毎月いくら積み立てればいいですか?

年間の旅行の希望から逆算します。行きたい旅行を書き出して、それぞれの想定総額を出し、合計を12で割ってください。想定総額が分からないなら、前回の旅行の実績を使います。出た金額が毎月の生活で無理なら、旅行の回数か規模のどちらかを調整します。無理な積立額を設定すると、途中でやめて結局その場しのぎになります。少額でも毎月続くほうが、一年後には確実に旅行に行けます。

連休しか休めません。高い時期を避けられません。

その場合、価格そのものを下げる余地は小さくなります。やることは二つです。ひとつは、早く押さえること。繁忙期は直前になるほど選択肢が減り、高いものしか残りません。もうひとつは、行き先を変えること。同じ時期でも、需要の集中している場所とそうでない場所があります。そのうえで、金額は積立で受け止めてください。毎年同じ時期に必ず発生すると分かっているなら、それは特別費の積立で扱うべき、いちばん典型的な支出です。

旅行中の支出を、どう管理すればいいですか?

出発前に、交通と宿の支払いを済ませておくのがいちばん確実です。そうすれば旅行中に見るのは現地費用の残高だけになります。現地の分は、日ごとに割っておくと使いすぎが分かりやすくなります。記録は、使ったその場で入力してください。帰ってからまとめて、と思うと必ず抜けます。ホーム画面のウィジェットに残高を出しておけば、店の前で確認する手間もなくなります。

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