自動車保険:内容は自分で決める、家計の側でできることを分ける
自動車保険の補償をどう選ぶかは、この記事の範囲ではありません。事故のリスクも、必要な補償も、人と車と使い方によって違い、決めるのは保険会社や代理店との相談です。ここで扱うのは家計側の話だけです。自賠責と任意保険で支払いの時期が違うこと、年払いと月払いで家計への載り方が変わること、更新の時期を逃さない仕組み、そして保険料を特別費の積立で受け止める方法。
支払いのタイミングが二系統ある
車に関わる保険は、自賠責保険と任意保険の二つがあります。自賠責は加入が義務づけられていて、支払いは車検のタイミングと重なるのが一般的です。つまり、車検の見積もりの中に法定費用として現れます。任意保険は契約者が別に契約するもので、多くは一年ごとの更新です。この二つを分けて把握しておかないと、車検の月に「保険も来た」と感じて家計が混乱します。まず、自分の自賠責がいつまでか、任意保険の満期がいつかを確認して、カレンダーに入れてください。この二つの日付が分かっているだけで、その月の準備ができます。
年払いと月払いは、家計への載り方が違う
任意保険は、年に一度まとめて払う形と、月ごとに分けて払う形を選べることが多くあります。どちらにするかで支払総額が変わる場合があるので、条件は契約先に確認してください。家計の側から言えることは単純です。月払いにすると毎月の固定費が増え、年払いにすると一年に一度の大きな支出になります。年払いを選ぶなら、その額を12で割って毎月特別費の積立に入れておく。そうすれば、満期の月に袋から出るだけで、家計は何も揺れません。ここを用意していないと、年払いのほうが総額で有利でも、実際には払えずに月払いを選ぶことになります。
更新前に、家計側で確認しておくこと
補償内容の選択には踏み込みませんが、更新の前に手元で確認しておくと話が早い項目があります。年間の走行距離、主に運転する人、車の使用目的(通勤か日常か)、そして前の一年で契約内容に変更があったかどうか。これらは保険料の算定に関わる情報として聞かれることが多く、実態と違うまま更新すると、必要な補償が受けられない事態にもつながります。加えて、勤務先や所属している団体を通じた案内がある場合もあります。あるかどうかは組織によるので、確認先は自分の勤務先です。何が自分に合うかは、必ず保険会社か代理店と決めてください。
等級と、事故のあとの判断は保険会社に聞く
任意保険には、無事故の期間に応じて保険料が変わる仕組みがあります。だから、小さな損害で保険を使うかどうかは、修理費と、使った場合に将来の保険料がどう変わるかを比べる判断になります。この計算は契約内容と等級によって変わるので、ここで一般化はできません。事故が起きたときは、まず保険会社に連絡して、使った場合と使わなかった場合の見通しを聞いてください。多くの会社がこの相談に応じます。家計の側でできるのは、修理費を自分で払う選択肢が残るように、車まわりの積立を切らさないことです。
袋の作り方:保険は特別費の積立に立てる
年払いの任意保険と、車検時に払う自賠責は、どちらも一年や二年に一度の支出です。特別費の積立の中に「車の保険」として立ててください。額は、前回の保険料と自賠責の金額を、次に来るまでの月数で割ったものです。書類に書かれている数字をそのまま使います。月払いにしている場合は固定費の袋に入れて構いませんが、その場合も車検時の自賠責は別に積み立てが必要です。車に関わる支出は、ガソリン、駐車場、保険、車検、税金、消耗品と多岐にわたるので、月々のものと積立のものを分けておくと、全体像が把握しやすくなります。
よくある質問
どの補償を選べばいいですか?
その判断は、この記事では扱いません。必要な補償は、車の使い方、同乗する人、資産の状況、住んでいる環境で変わり、選択を誤ると事故のときに困るのは本人だからです。決めるときは、保険会社か代理店に、自分の使い方を具体的に伝えて相談してください。家計の側でできるのは、決まった保険料を確実に用意しておくことと、支払いの時期をカレンダーに載せておくことです。
年払いと月払い、どちらにすべきですか?
支払総額が変わるかどうかは契約先に確認してください。家計の運用としては、年払いにして、その額を12で割った金額を毎月特別費の積立に入れる形がいちばん安定します。毎月の負担は月払いと同じように見えて、満期の月に袋から一括で出せるからです。ただし、いま積立の余裕がなくて年払いの一括に耐えられないなら、無理をせず月払いにして、家計が安定してから切り替えてください。
保険料が上がりました。何を確認すればいいですか?
まず契約先に、上がった理由を聞いてください。等級の変動、契約内容の変更、車両の年式や使用目的の変更、料率の改定など、理由はいくつかあり、契約ごとに事情が違います。理由が分かれば、次に何を検討できるかも分かります。家計側では、上がった額を積立に反映させて、次の満期に足りない事態を避けてください。前年の金額のまま積み立てていると、満期の月に不足します。
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