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お酒の出費:飲み会と家飲みは、別々に手を打つ

お酒の支出は、飲み会と家飲みという性格の違う二つでできています。飲み会は人付き合いの支出で、金額の大半は二次会以降に生まれます。家飲みは在庫の問題で、家にある量がそのまま飲む量になります。効く手はそれぞれ違うので、まず自分の支出がどちらに寄っているかを一か月の記録で確かめてください。そのうえで、飲み会は回数を先に決め、家飲みは買い方を変えます。

まず、どちらに寄っているかを数える

一か月、お酒に関する支出だけを二列に分けて記録してください。外で飲んだ分と、家で飲むために買った分です。多くの人は、どちらか片方が全体の大半を占めています。ここを取り違えると、対策が空振りします。家飲みが主なのに飲み会を断り続ければ、人間関係だけが減って金額は変わりません。逆に飲み会が主なのに、家で安いものに切り替えても、月の合計はほとんど動きません。記録は金額だけでなく、回数も残してください。金額は回数と単価の積なので、どちらを動かすかで打ち手が変わります。

飲み会:金額は二次会以降で決まる

飲み会の支出構造は、たいてい一次会より後ろに重心があります。一次会は予算の見当がつく金額で終わり、二次会、三次会、そして終電を逃したあとの移動費で膨らみます。だから効くのは、行かないことではなく、帰る時間を先に決めておくことです。参加する時点で「今日は一次会で」と口に出しておくと、その場での判断より格段に守りやすくなります。もうひとつは、月に出る回数を先に決めること。決まっていれば、断る理由が金銭の話にならずに済みます。歓送迎会や忘年会が集中する月は、特別費の積立から出す形にすると、他の袋を壊さずに済みます。

家飲み:家にある量が、飲む量になる

家で飲む量は、意志ではなく在庫で決まります。箱で買えばそのペースで減り、一本ずつ買えばそのペースになる。だから最初の手は、買い方を変えることです。まとめ買いは単価が下がりますが、消費量が上がるなら差し引きで損をします。買い物の日を決め、その日に一週間分だけ買う。冷蔵庫に入る本数を上限にする。この二つは我慢ではなく、環境の設定です。もうひとつ、飲まない日を先にカレンダーで決めておくと、その日は判断そのものが発生しません。決めていない日に「今日は飲まない」と決めるのは、毎回同じ量の意志を要求します。

飲む量が減ると、他の支出も減る

お酒の支出を見るときは、酒代だけを数えないでください。飲んだ日には、つまみ、締めの食事、帰りのタクシー、翌日の外食やデリバリーが連鎖します。一か月、飲んだ日と飲まなかった日で、その日一日の支出合計を比べてみると、差が酒代よりずっと大きいことが分かります。これはお酒をやめるべきだという話ではなく、削減の効果を正しく測るための話です。飲む回数を月に二回減らした効果は、酒代だけを見ると小さく、その日全体で見ると大きい。実際に手応えを感じるのは後者のほうです。

袋の作り方:外と家で袋を分ける

「飲み会」と「家飲み」で袋を分けてください。性格が違うものを一つにすると、どちらを減らしたのか分からなくなります。飲み会の袋は、月に出ると決めた回数に、一回あたりの実績金額をかけた額。家飲みの袋は、一週間分の買い物の金額から出します。どちらもゼロにしないこと。ゼロの袋は、必ず他の袋から出すことになり、そこから管理が崩れます。会が集中する月は、事前に特別費の積立から補充しておきます。使ったその場で記録するのがいちばん確実で、翌朝にまとめて入力するのは、いちばん記録が飛ぶやり方です。

よくある質問

家で飲むほうが安いのは分かっていますが、量が増えます。

それは在庫の問題として扱うと解決しやすくなります。買う量そのものを、一週間で飲むと決めた量に固定してください。箱買いをやめる、買い物の日を決める、冷蔵庫に入る分だけにする。家にある量が飲む量になるので、買い方を変えると量が変わります。金額だけでなく体調にも関わる話なので、量を減らしたいなら、飲まない日をカレンダーに先に入れておくのがいちばん確実です。

飲み会を断ると付き合いに響きませんか?

全部断るのと、回数を決めるのは別のことです。月に出る回数を先に決めておけば、出る会には気持ちよく出られますし、断るときも「その日は予定がある」で済みます。もうひとつ効くのが、一次会で帰る運用です。参加はしているので関係は保たれ、金額の大半を占める後半だけを外せます。最初から「今日は一次会で」と伝えておくと、その場で流されにくくなります。

お酒の予算は、いくらに設定すればいいですか?

回数から決めてください。月に何回外で飲むか、家では週に何日飲むか。それぞれに実績の単価をかければ金額が出ます。金額を先に決めると、月の前半で使い切り、後半に断る理由を探すことになります。回数で決めておけば、月の途中でも「あと何回」という形で判断できます。実績が分からないなら、まず一か月そのまま記録してから決めてください。推測で決めた予算は、たいてい低すぎて破れます。

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