収入差があっても崩れない、二人の貯金チャレンジ
先に目標額と期日を一つ決め、それから割り方を選びます。割合でそろえる場合、手取りが20万円と30万円で月40,000円を貯めるなら、それぞれ手取りの8パーセントで16,000円と24,000円。同額でそろえる場合は20,000円ずつで、これは手取り20万円の人には10パーセント、30万円の人にはおよそ6.7パーセントです。12か月続ければ480,000円。共有の目標の袋を一つ作り、誰が入れたかがわかる形で記録し、それとは別に各自の自由な袋を持ちます。
割り方より先に、目標と期日を決める
始まりは数字一つと期日一つで、それを声に出して合意することです。来年の今ごろまでに480,000円、あるいは6月までに300,000円。それから割ります。480,000円を12か月で割れば月40,000円で、これ以降の計算はすべてこの数字の上に載ります。月単位で言い直すことに意味があるのは、実際に行動する単位が月だからです。目標を一つに絞り、それぞれにとってなぜ大事なのかを一文ずつ言い、月の金額を二人が毎日見る場所に書いてください。目標が二つ以上ある時点で、どちらを先に埋めるかの交渉が毎月発生します。
割合でそろえる場合の計算
二人が、手取りに対して同じ割合を出します。片方の手取りが月20万円、もう片方が30万円で、合わせて50万円。目標が月40,000円なら、40,000を500,000で割って8パーセントです。20万円の8パーセントは16,000円、30万円の8パーセントは24,000円で、合わせて40,000円になります。それぞれが自分の持っているものの同じ割合を手放すことになり、収入が違うときの努力の等しさとは本来これのことです。残りの生活費に対しても、同じ比率の余裕が二人に残ります。収入が変わったときも、1分で計算し直せます。
同額でそろえる場合と、それが不公平になる条件
二人が同じ金額を出します。月40,000円の目標なら20,000円ずつ。単純で、見た目に公平で、記録も楽です。ただし合意する前に割合を計算してください。手取り20万円の人にとって20,000円は10パーセント、30万円の人にとってはおよそ6.7パーセントで、収入の少ない側が自分の余力の1.5倍を出していることになります。二人ともその数字を見て納得しているなら、それで構いません。片方しか割り算をしていない場合に、これは静かに効いてきます。同額は収入が近い二人か、対称であること自体を選ぶ二人に向き、それ以外には割合が向きます。
15分の週次確認
毎週同じ時間に15分、質問は三つ、そこで終わります。今週それぞれいくら入れたか。これから2週間で、お金のかかる予定は何か。計画でうまくいっていないところはあるか。三つに限るのは意図的です。議題のないお金の話は、二人が抱えている未解決のこと全部に広がり、そのあと誰も次の回をやりたくなくなります。短く、決まった時間に、まだ話し足りなくても時間で終える。目的は一回を素晴らしくすることではなく、40回開かれることです。
抜けたときの規則を、先に決めておく
どちらかが必ず一度は入れられない月を迎えます。そのときどうなるかは、規則がその前に存在していたかどうかでほぼ決まります。前もって決めた規則は方針として議論されますが、あとから作った規則は人柄の話として議論されます。同居している相手と交わす会話としては、後者はかなり悪い方です。だからいま書いてください。抜けた分を翌月に繰り越す、金額を倍にする代わりに期日を後ろへ動かす、あるいは年に何回までは説明不要で飛ばせる。どれでも機能します。機能しないのは、決めずに置くことです。
袋の作り方
共有の目標の袋を一つ作り、入金は一件ずつ、誰が入れたかがわかる形で記録します。二人分の入金が個別に見えていれば、どちらも相手の申告を信じる必要がありません。口座を分けたままでも成立します。必要なのは共通の目標と、誰が何を入れたかの記録であって、口座をまとめることではありません。そのうえで、揉めごとの大半を消す仕掛けを一つ。各自に、理由を聞かれない袋を毎月同額で作ります。割合で割っている場合でも金額は同じにしてください。これは公平さの話ではなく、自由の話だからです。長く続く不満はたいてい大きな金額ではなく、小さな買い物を説明させられることのほうです。
よくある質問
貯金は同額で出すべきですか、収入の割合で出すべきですか。
収入に意味のある差があるなら割合です。手取りに対する同じ割合であれば、二人が同じだけの余力を手放すことになり、そのあとに残る余裕も釣り合います。同額は簡単で、収入が近ければうまく働きます。ただし手取り20万円と30万円で20,000円ずつなら、片方には10パーセント、もう片方にはおよそ6.7パーセントです。どちらが正解ということはありません。大事なのは、二人とも割り算をしたうえで合意したかどうかです。
片方が入れられない月が続いたら。
話す前に二つの可能性を分けてください。対応が正反対だからです。金額が払えないのなら計画のほうが間違っていて、直すのは月の金額か期日です。お金が別のところへ行っているのなら、優先順位の話になります。記憶ではなく袋の記録を見ると、事実の話に保てます。先に決めておいた規則を当てはめ、同じ不足が3か月続くなら、同じ会話を繰り返す代わりに金額を決め直してください。
口座をまとめないとできませんか。
必要ありません。この仕組みに要るのは、共通の目標一つと、誰がいくら入れたかが見える記録だけです。口座を分けたまま、給料日に自分の分を移して、共有の目標の袋への入金として名前つきで記録すれば、二人分の合計がそのまま見えます。家計をまとめるかどうかは、法的にも実務的にも重い判断なので、貯金チャレンジの副作用として決めるものではありません。共通の目標と別々の口座から始めて、必要になったときに考えてください。
理由を聞かれない袋は、いくらにすればいいですか。
二人とも毎月無理なく用意でき、同額で、共有の目標と競合しない程度の金額です。大きさより、存在することのほうがずっと重要です。目的は、コーヒー一杯や、友人への贈り物や、趣味の課金を説明しなくて済むことにあります。二人のお金の摩擦は、たいてい大きな金額についての意見の違いではなく、小さな支出を問われることのほうから来ます。苦しいなら少額でいい。ゼロにだけはしないでください。
この家計をスマホで回す
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