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365日貯金:1から365までのマスを埋めきる

365日貯金は、1から365までの数字が並んだ表を用意して、その日に出せる金額のマスをひとつ選んで埋め、消していく貯金です。全部埋まると合計は必ず66,795円になります。1から365までを足すと365×366÷2になるからです。日付とマスの数字を合わせる必要はなく、埋める順番も自由。決まった曜日に決まった額を求められないので、収入も支出も月ごとに動く家計でも最後まで残ります。

合計が66,795円になる理由

1から365までの数字を並べた表を作り、埋めたマスの数字と同じ金額を入れます。全部埋めれば1から365までの合計で、式は n×(n+1)÷2 です。365×366÷2 で66,795円。埋める順番を変えても合計は動きません。足し算は順番を気にしないからです。途中の目安も同じ式で出せます。1から100までのマスを埋めた時点で5,050円、200までで20,100円、300までで45,150円、そして365で66,795円。この四つを表の端に書いておくと、残りが何マスかではなく、いくら足りないかで自分の位置がわかります。マスを数えるより速くて、数え間違いもありません。

順番が自由なことが、いちばん効いている

週ごとに額が決まっているチャレンジは、収入が動くと必ずどこかで折れます。48週目に4,800円を求められる週が、たまたま車検の月や帰省の月に当たる。そこで一度止まると、もう追いつけないという理由で全部が終わります。365日貯金にはその構造がありません。今日出せるのが100円なら100円のマスを、5,000円入れられる日があるなら大きいマスを一気に何枚か消せばいい。求められているのは毎日の金額ではなく、一年でマスを埋めきることだけです。タイミングは不規則で、合計だけが固定されている。家計の現実に近いのはこちらです。

小さいマスから埋めると、後半に苦しさが残る

埋めやすいという理由で1から50あたりを先に消すと、年の後半に残るのは300円台のマスばかりになります。残り100マスで合計が3万円を超えている、という状態は、12月に気づいても手遅れです。だから逆にします。金額の大きいマスから優先して消し、余裕のない日に小さいマスを当てる。すると残りマスの平均単価が下がり続けるので、後半になるほど楽になります。月ごとに配分するなら、その月に貯金へ回せる金額を先に決めて、その額に収まるように大きいマスから順に選ぶ。これだけで、途中で止まる原因のほとんどが消えます。

1か月あたり、1週あたりでいくらか

始める前に、ペースを自分の家計の単位に置き換えておきます。66,795円を12で割ると月およそ5,570円、52で割ると週およそ1,285円、365で割ると1日あたり183円です。この三つのうち、自分がいちばん判断しやすい単位を選びます。月給なら月の数字で見るほうが正確です。給料日に袋へ入れる額を決めておき、その月のマスをまとめて消せば、日々の入力は不要になります。ここで大事なのは、月5,570円が出せないなら表を半分にすることです。1から200までなら合計20,100円、月およそ1,675円。埋まらない表を持ち続けるより、埋まる表のほうが価値があります。

止まる原因は、たいてい表ではなく置き場所

365日貯金が途中で消える理由の多くは、意志ではなくお金の置き場所です。財布に入れたままにしておくと、埋めたつもりのマスの分が生活費と混ざって使われます。現金でやるなら、その日のうちに箱なり封筒なりへ物理的に移す。現金を持ち歩かない生活なら、記録として移します。どちらでも構いませんが、マスを消した瞬間と、お金を動かした瞬間が同じ日でないと、表と残高がずれます。ずれた表は月末に一度確認した時点で信用を失い、そこで終わります。消すのと移すのを一続きの動作にしてください。

袋でどう回すか

貯金の袋をひとつ作り、名前はチャレンジ名ではなく、そのお金で実際にやることにします。目標額は66,795円か、自分が選んだ縮小版の合計。マスを消すたびに、その金額を袋への入金として手で記録します。原資は、袋分けでまだ役割の決まっていないお金か、意図的に減らした変動費の袋からです。Envelope Budget は銀行とつながらない手入力のアプリなので、記録した金額だけが残高になります。つまり残高そのものが、自分が何マス消したかの証拠です。ホーム画面とロック画面のウィジェットに目標を出しておくと、埋めたくない日にも数字が目に入ります。

よくある質問

365日貯金はいくら貯まりますか。

全部埋めれば66,795円です。1から365までを足した数で、順番や日付とは関係ありません。大きすぎると感じるなら、表を短くするのがいちばん素直な縮め方です。1から300までなら45,150円、1から200までなら20,100円、1から100までなら5,050円。もうひとつの方法は単位を半分にすることで、各マスの金額を半額にすれば合計はおよそ33,398円になります。自分の一番苦しい月に払える額から逆算して、表の長さか単位のどちらかを決めてください。

マスは日付どおりに埋めないといけませんか。

いいえ。1日目に1のマス、という対応は必要ありません。それをやると毎週決まった額を求めるチャレンジと同じ弱点を抱えることになります。365日貯金の利点は、その日に出せる額のマスを選べることです。何も入れられない日はマスを消さずに飛ばし、余裕のある日にまとめて消します。守るのは一年で埋めきることだけ。ただし飛ばした日を記録しないと、後半にどれだけ残っているかがわからなくなるので、残りの合計だけは月に一度確認してください。

現金でやるべきですか、記録でやるべきですか。

どちらでも合計は変わりません。現金は、マスを消す動作とお金を動かす動作が同時に起きるのが利点で、硬貨と札が増えていくのが見えます。欠点は、家に置いた現金は盗難や紛失で戻らないことと、家族の誰かが借りていく余地があることです。記録でやる場合は、消したその日に入金として残さないと表と残高がずれます。現金をほとんど使わない生活なら、記録のほうが素直です。どちらを選んでも、消す日と動かす日を同じにするというルールだけは共通です。

途中で埋められない月が続いたらどうしますか。

やめるのではなく、表を切ります。残っているマスのうち大きいほうから、埋めきれない分を線を引いて外し、残りの合計を新しい目標額に書き換えてください。合計は埋めたマスの合計でしかないので、途中で目標を下げても、それまでに埋めた分はそのまま残ります。ここでやってはいけないのは、生活費の袋から抜いて大きいマスを埋めることです。それは貯金ではなく、月末の不足を先に作っているだけになります。

この家計をスマホで回す

Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。

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