端数貯金を、キャッシュレスのまま手でやる
支払いのたびに金額を100円単位へ切り上げ、その差額を貯金に回します。合計はスケジュールではなく決済の回数で決まります。端数が均等に散らばるなら1回あたりおよそ50円なので、月40回でおよそ2,000円、80回でおよそ4,000円、120回でおよそ6,000円。年にするとおよそ24,000円から72,000円です。1,000円単位に切り上げると1回あたりおよそ500円になります。
ルール
支払うたびに、金額を次の100円まで切り上げて、その差額を貯金へ移します。780円のランチなら20円、1,240円の買い物なら60円。1回あたりの金額が、抵抗する気にならないほど小さいのが設計です。ふだんなら渋る判断を、気づかない判断に変えています。日付で決まっているチャレンジと違い、カレンダーがなく、遅れという状態も存在しません。支出の多い週には多く発動し、静かな週には発動しない。自動的に伸び縮みする代わりに、合計は自分で決めた計画ではなく、自分の支出の結果になります。
合計は決済回数で決まる
正直に言える固定額はないので、自分の回数から見積もります。端数が1円から99円のあいだに均等に散らばるなら、1回あたりの切り上げはおよそ50円です。その前提だと、月40回でおよそ2,000円、80回でおよそ4,000円、120回でおよそ6,000円。年ではおよそ24,000円、48,000円、72,000円になります。これは約束ではなく見積もりです。買うものの値段が切りのいい数字に寄っているかどうかで平均は動くので、確かめる方法は一つ、1か月分の切り上げを実際に合計して、その数字を以後の前提にすることです。
100円では小さすぎるときの1,000円単位版
次の1,000円まで切り上げると、1回あたりの平均はおよそ500円まで上がります。不足額が数円から999円までの範囲になるからです。月40回ならおよそ20,000円で、これは他の袋と正面から競合する大きさです。つまり、余ったお金でこっそりやる習慣ではなく、意図して配分する支出になります。現実的な折衷案は、1,000円未満の支払いは100円単位、1,000円以上の支払いだけ1,000円単位にすることです。効き目の大きいところにだけ負荷をかけられて、日常の細かい支払いは軽いまま残ります。
手でやることに意味があるのは、金額を読むからです
自動で端数を貯める仕組みを持つ金融サービスもあり、気づかないうちに貯まるのが売りです。手でやる価値はその逆側にあります。切り上げるには、支払った正確な金額を見る必要があるからです。コード決済や交通系ICは、支払いが速いぶん金額を見ないまま終わりがちで、その積み重ねが月末に説明できない差になります。端数を出す動作は、その日の支出額を必ず一度読ませます。更新されていたサブスク、思っていたより高かった配送料、押してしまった追加オプション。見つかるのはたいていそこです。貯まる金額は、この習慣の効果の小さいほうです。
向く人と、向かない人
向くのは、小さな支払いが多い人、収入が不規則で毎週定額の入金が続かない人、そして支出を記録する理由がほしい人です。向かないのは、月に数回の大きな買い物に支出が集中している人で、10回で500円ならわざわざやる意味がありません。もう一つ向かないのは、切り上げ分を頭の中にためておいて、あとでまとめて移そうとする人です。その山は必ず使われます。その日のうちに記録できないなら、毎日か毎週の定額のほうが素直です。
袋の作り方は、1回の買い物につき2件
買った物を該当する費目の袋に記録し、続けて切り上げ分を貯金の袋への入金として記録します。2件で1動作、レジの前かその直後に終わらせます。貯金の袋の目標額は、どこかで見た数字ではなく、自分で1か月測った金額の12倍にしてください。1か月後に実績と突き合わせれば、見積もりが正しかったかどうかもわかります。Envelope Budget は銀行とつながらない手入力のアプリなので、このチャレンジは口座の連携ではなく自分の注意力の上で動きます。今日やることは、次の1回の買い物で2件入力を実際にやってみることです。
よくある質問
端数貯金は実際いくら貯まりますか。
決済の回数で決まるので、推測ではなく測ってください。100円単位で切り上げ、端数が均等に散らばるなら1回あたりおよそ50円です。月40回でおよそ2,000円、80回でおよそ4,000円、年にしておよそ24,000円から48,000円。1,000円単位にすると1回あたりおよそ500円まで上がるので、月40回でおよそ20,000円になります。1か月分の実際の切り上げを合計して、その数字を使ってください。回数を知らずに年間額を断言している記事は、想像で書いています。
自動で貯まるサービスがあるのに、なぜ手でやるのですか。
自動の仕組みは、注意を使わずに貯めたい人に向いていて、それは正当な好みです。私たちは手入力の家計アプリを作っているので、これは立場を明かしたうえでの比較として読んでください。手でやる価値は二つ目の効果にあります。支払った正確な金額を毎回読むので、間違いや気づかないうちの増加が見つかります。その情報を使う気がないなら、自動の仕組みのほうがあなたには適した道具です。
固定費や自動引き落としも切り上げますか。
ふつうはしません。固定費は金額が決まっていて、すでに袋に割り当ててあるので、切り上げても数十円のために覚えることが一つ増えるだけです。この習慣の価値は変動費に集中しています。金額を確認する行為が実際に働くのがそこだからです。対象を変動費に限ると一文で書いておけば、保険料の引き落としのたびに考え直さずに済みます。
チャージ式の決済だと、どこで端数を出しますか。
チャージした金額ではなく、実際に使った1回ごとの金額で出します。チャージは袋から袋への移動にすぎず、支出ではないからです。5,000円をチャージした時点で切り上げると、その後の一つひとつの買い物と二重に数えることになります。決済履歴に残る利用金額を見て、その1件ごとに切り上げてください。履歴を見にいく手間があるぶん、キャッシュレスの支払いを金額として読む機会にもなります。
この家計をスマホで回す
Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。
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