ペットにかかるお金は、月いくら?
ペットの支出は二本に分けます。毎月の線はフード、猫砂、予防薬、おやつ、消耗品で、直近3か月のレシートから正確に出せます。もう一本は不定期の線で、年に一度の健康診断、ワクチン、歯の処置、預けるときの費用、そして急な受診です。こちらは専用の積立が要ります。毎月の線しか予算にしていないことが、予測できるはずの支出を待ち伏せに変えている理由です。
毎月の金額は、本当の金額ではない
飼っている人にいくらかかるか聞くと、たいていフード代で答えます。フードはたしかにいちばん安定した部分です。ただ一年で見ると、大きなお金は出来事のほうを通ります。健康診断、ワクチン、歯石の処置、旅行のあいだ預ける費用、薬が要る不調、そして都合の悪い時間の急な受診。どれも毎月ではないので、毎月の予算には出てきません。そして一つひとつが、運が悪かったように感じられます。飼っている人全体で見れば、それは運ではなく、日付だけがわからない予定です。直し方は、一つの月額をもっと上手に当てることではありません。リズムの違う二本を持って、両方に毎月入れることです。
毎月の線を、自分の値段で出す
直近3か月のレシートを出して、ペット関連のうち消耗品を抜き出します。フード、猫砂、ノミやダニやフィラリアの予防薬、うんち袋、おやつ、壊されるおもちゃ、決まった周期で行くならトリミング。3か月を平均して、少し切り上げてください。3か月のなかに、11週もつフードの大袋が入っていないことがあるからです。まとめ買いのものは月額に直します。10週もつ袋なら、価格に5.2を掛けて12で割ります。複数いるなら1匹ずつやってください。2匹目は倍にはなりませんが、ゼロでもありません。この平均が、あなたの毎月の袋です。推測ではなく実額です。
医療の備えを作る
かかりつけの動物病院に三つ聞いてください。健康診断の費用、年齢と種類に応じたワクチンの費用、そして歯の処置の費用です。教えてもらえます。すでに毎年必要なものがあれば足して、実際にする旅行のぶんの預け先の費用も足します。その合計を12で割ったものが、医療の袋に入れる最低額です。そのうえで、急な受診のためにどれだけ上乗せするかを決めます。緊急の診療は通常の診療よりかなり大きくなり得ることは、正直に前提にしてください。平均を当てにいくのではなく、いちばん悪い夜に持っていたら安心できる額を目標にして、そこへ向けて積みます。ペット保険に入っているなら、保険料は毎月の線に、自己負担の分はこの備えに入ります。
金額を動かすもの
体の大きさはフードと、体重で決まる薬の量に効くので、大型犬と小型犬は同じ銘柄でも別の家計になります。種類は金額より形に効きます。猫は猫砂という恒久的な毎月の線を持ち、犬はトリミングと預け先と予防薬の頻度を持ちます。時間の経過でいちばん強く効くのは年齢です。高齢になると受診が増え、薬が続き、歯の処置が来ます。子犬や子猫は、ワクチンと去勢・避妊が詰まった最初の一年があります。品種による体質や、すでにある持病は、毎月の線ではなく備えのほうを押し上げます。そして全員が忘れるのが旅行の頻度で、2週間の旅行の預け先の費用は、フード1か月分を超えることがあります。
手に負えないと感じたときの診断
見るべきは金額の大きさではなく、そのお金がどこから出ているかです。通院の支払いが、生活防衛費やカードや食費の袋から出ているなら、それはペットの使いすぎではなく、積立がないという状態です。もう一つの兆候は、先送りされたケアです。歯の処置や、足を引きずっているのを見ながら、今月はお金がないから、と延ばす。これは高くつくほうの形です。動物の問題は、放っておいて解決するより悪化するほうが多いからです。どちらかが出ているなら、ほかを削る前に医療の袋を増やして、その増分は食費ではなく自由に使う費目から取ってください。
今日やる、袋の変更
袋を一つではなく二つ作ります。ペットの袋は毎月の消耗品で、平均した金額で毎月満たします。医療の袋は積立で、毎月入れて、意図して貯まるままにして、請求があるときだけ開きます。分ける理由は、一つにまとめると、実際にそうでなくなる日まで、いつも健全に見えるからです。貯まっていくお金と使うお金が見分けられません。Envelope Budget では医療の袋に貯金目標を付けて備えが育つのを見られますし、フードの買い物を手で記録しておけば、ふつうの月が、育てている備えを静かに借りていくことがなくなります。
よくある質問
ペット保険は入るべきですか?
こちらから見えない事情に左右されます。年齢、種類、すでにある持病、その保険が対象外にしているもの、そして保険がなかった場合に大きな支払いを実際どう工面するか。言えるのは、どちらを選んでも家計の作り方です。保険に入るなら、保険料は毎月の固定の線になり、自己負担の分と対象外のものは医療の備えに残ります。つまり備えは小さくできますが、なくせません。入らないなら、備えが計画のすべてなので、より積極的に積んでください。個別の商品の内容は、必ずご自身でその会社の説明を確認してください。
急な通院のための備えは、いくらあればいいですか?
平均を探すより、いちばん近い夜間や救急の動物病院に、初診の費用と、一泊入院したときのおおよその幅を聞いてください。多くは範囲で教えてくれます。その上限を最初の目標にします。この備えの目的は、ふつうの日ではなく、いちばん悪い夜を乗り切ることだからです。続けられる金額で近づいていってください。途中までしか貯まっていない備えでも、ないよりはるかに良いです。全面的な危機を、残りを計画で埋められる部分的な危機に変えてくれます。
2匹だと費用は2倍ですか?
毎月の線は2倍より少なく、医療の線は2倍に近くなります。フードと猫砂は頭数にほぼ比例しますが、まとめ買いの効率が上がる部分もありますし、預け先は2匹目が安くなることがあります。ただし医療は1匹ずつです。それぞれに健康診断とワクチンと歯のケアが要ります。だから1匹増やすときは、毎月の袋を1匹目の額より少なめに増やし、医療の備えはほぼ1匹分まるごと増やしてください。
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