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動画・音楽サブスクを整理する:全部を同時に契約しない

動画や音楽の定額サービスは、一つひとつが小さいので個別には判断されず、気づくと同時に何本も走っています。まず契約中のものを一覧にして、直近一か月に実際に何時間見たか聞いたかを書き添えてください。判断材料はそこにしかありません。そのうえで、同時契約を減らして観たい作品がある月だけ入り直すローテーション方式に切り替え、残す分をひとつの袋にまとめます。

まず、契約中のものを全部並べる

最初の作業は削ることではなく、数えることです。動画、音楽、電子書籍、ゲーム、クラウド、アプリの中の課金まで含めて、いま毎月あるいは毎年引き落とされているものを一枚に書き出します。探し場所は決まっていて、クレジットカードの明細、スマホの決済履歴、アプリストアの購読管理画面、そして通信会社の請求です。とくにアプリストア経由と通信会社の請求は、カード明細では一つの数字にまとまってしまうので見落とします。書き出すと、たいてい二つか三つ「そういえば入っていた」ものが出てきます。この時点ではまだ何も解約しません。並べるところまでで、一度手を止めてください。

判断材料は、値段ではなく視聴時間

サブスクは月額が小さいので、値段で判断しようとすると全部が「安い」に見えます。だから見るのは使用実績です。それぞれのサービスについて、直近一か月に何時間使ったかを書き添えてください。多くのサービスは視聴履歴を残しているので、正確に思い出す必要はありません。時間で割ると、一時間あたりいくら払っているかが出ます。ほとんど開いていないサービスは、その数字が一気にはね上がるので、議論の余地なく判断できます。逆に、毎日使っているサービスは月額が高くても納得がいく。金額の大小ではなく、使った量で並べ替えるのがこの作業の要点です。

同時に契約せず、順番に契約する

動画配信は、どこも独占の作品を抱えているので、全部に入りたくなる構造をしています。しかし、一か月に観られる本数には限りがあります。だから同時契約ではなく、ローテーションにします。今月はこのサービス、観たい作品を消化したら解約して、来月は別のサービス。多くの配信サービスは月単位で入り直せるので、これができます。手順を続けるコツは、解約日をカレンダーに入れておくことです。入るときに、出る日を決める。この一手間だけで、「入りっぱなし」が構造的に起きなくなります。観たい作品のリストを作っておくと、どの月にどこへ入るかも自動で決まります。

家族プランと年払いの、正しい使いどころ

多くのサービスに複数人で使えるプランがあり、一人あたりで見ると安くなります。ただし利用規約で対象を同一世帯に限っている場合があるので、条件は各サービスの規約で確認してください。年払いは、月払いより割安になる代わりに、一年分を先に払うことになります。だから判断はこうです。直近で毎月使っているサービスなら年払いが合理的、使うか分からないなら月払いのまま。ここを逆にすると、使わなかった年払いという最悪の形になります。年払いにしたものは、更新月をカレンダーに入れておいてください。一年後に自動更新されるとき、覚えている人はほとんどいません。

袋の作り方:サブスクは一つの袋にまとめる

残すと決めたサービスを「サブスク」という一つの袋にまとめます。理由は、合計を見えるようにするためです。個別に見ていると全部が小さく見えて、いつまでも判断できません。合計が一つの数字になると、それが食費や交通費と並んで比較できる大きさになり、初めて多いか少ないかの判断ができます。年払いのものは、年額を12で割った額を毎月この袋に入れてください。更新月に袋から払います。袋のメモには、サービス名と更新日を並べて書いておきます。次にこの棚卸しをするとき、探し回らずに済みます。

よくある質問

契約しているサブスクを、まとめて確認する方法はありますか?

一か所では見られないので、四か所を回るのが確実です。クレジットカードとデビットの明細(直近12か月分。年払いは12か月見ないと出てきません)、スマホの決済履歴、アプリストアの購読管理画面、そして通信会社の請求明細です。アプリストア経由の課金はカード明細では合算されることがあるので、必ずストア側の画面で見てください。銀行口座の引き落としも忘れずに。この四つを一枚に転記すれば、抜けはほぼなくなります。

解約すると、また入り直すときに損しませんか?

多くの動画配信は月単位で入り直せるので、入会金のようなものはかからないのが一般的です。ただし、キャンペーン価格で契約している場合、いったん解約すると次は通常価格になることがあります。また、ダウンロードした作品や作成したリストが消えるサービスもあります。解約前に、その二点だけサービスの案内で確認してください。条件がなければ、観たい月だけ入るローテーションのほうが、年間では確実に安くなります。

サブスクにいくらまでなら使っていいですか?

上限の正解はありません。決めるのはあなたです。ただ、決め方はあります。まず合計を一つの袋にまとめて数字を出し、それを月の手取りに対する割合として見ます。そのうえで、その割合を娯楽の袋全体の中で納得できるかどうかを判断してください。サブスクが娯楽の袋の大半を占めていて、外出や旅行に回すお金がないなら、それはサブスクが多いというより配分の問題です。金額そのものより、他の楽しみと釣り合っているかで判断するほうが続きます。

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