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トランクルーム:中身の価値と、払い続けた総額を比べる

トランクルームは、月額が小さいので判断が先送りされ、気づくと何年も払い続けている典型的な固定費です。判断のしかたは決まっています。中に何があるかを全部書き出し、これまでに払った総額と、中身をいま買い直したらいくらかを比べる。多くの場合、後者のほうが小さくなります。そのうえで、期限を決めて中身を減らし、解約までの手順を進めます。

まず、中に何があるかを全部書き出す

解約できない最大の理由は、中に何があるか正確に思い出せないからです。分からないものは捨てられません。だから最初の作業は、一度行って、全部の箱を開けて、中身を書き出すことです。写真を撮っておくと、あとで判断しやすくなります。書き出すと、たいてい三つに分かれます。一年以内に使ったもの、いつか使うかもしれないもの、そして存在を忘れていたもの。三つ目は、たいてい半分以上を占めます。この作業をしないまま「そのうち整理する」と考えているかぎり、来年も同じ月額を払い続けることになります。所要時間は半日です。

払った総額と、中身の価値を並べる

次に、契約してから今日までに払った総額を計算してください。月額に、契約からの月数をかけるだけです。この数字を見た時点で判断がつく人が多いはずです。そのうえで、中身をいま全部処分して、必要になったときに買い直したらいくらかを見積もります。多くの場合、払い続けた総額のほうが大きくなります。ただし、これは金額だけの話です。買い直せないもの、たとえば思い出の品や書類は、この計算の対象外です。それらは残す前提で、残りをどうするかを考えてください。判断すべきなのは、買い直せるものだけです。

期限を決めて、段階的に減らす

一度に全部を片づけようとすると、たいてい途中で止まります。期限を決めて段階に分けてください。たとえば、一か月目に「明らかに要らないもの」を処分する。二か月目に、家に持ち帰れるものを持ち帰る。三か月目に、残ったものを判断して解約する。各段階に日付を入れて、カレンダーに予定として置きます。持ち帰るときは、家の収納に入る量かどうかを先に確認してください。家に入らないから預けている、という状態なら、家の収納を減らすほうが先です。判断に迷うものは、期限を決めて保留にし、その日までに使わなければ処分する、と決めておきます。

解約の前に確認すること

解約の手続きには、予告の期間が決まっていることが一般的です。何日前までに申し出る必要があるか、契約書か会員ページで確認してください。日割りの精算があるかどうかも会社によって違います。加えて、荷物を運び出す手段を先に確保しておく必要があります。車がないなら、レンタカーか運送の手配が要り、その費用も見込んでおきます。処分するものが多い場合は、自治体の粗大ごみの申し込みが必要になることがあり、こちらも日数がかかります。解約日から逆算して、運び出しと処分の日程を先に押さえてください。

袋の作り方:浮いた分の行き先を、先に決める

解約すると、毎月の固定費が一つ減ります。ここでやってほしいのは、その額の行き先を決めることです。何もしなければ、浮いた分は生活費に溶けて、来月には存在しなかったことになります。同じ額を貯金の袋か、特別費の積立に付け替えてください。とくに、荷物を預けていた理由が「家が狭いから」なら、その分を引っ越しのための積立に回すのは筋が通っています。解約までのあいだも、運び出しの費用や処分費が発生するので、予備費か特別費の積立から出す前提で見込んでおいてください。

よくある質問

解約したいのに、中身を減らせません。

分類の基準が広すぎるのが原因であることが多いです。「要るか要らないか」ではなく、「一年以内に使ったか」で分けてみてください。使っていないものは、必要になったときに買い直せるかどうかで判断します。買い直せるものは、払い続けている月額と比べる対象になります。買い直せないもの(書類、写真、形見)は残す前提でいい。この二段階にすると、判断できないものはかなり減ります。それでも迷うものは、期限を決めて保留にしてください。

実家に置かせてもらうのは解決になりますか?

費用は下がりますが、問題を移しただけになることがあります。実家の側の負担になり、いずれ実家の片づけのときに一度に処理する話になります。置かせてもらうなら、何をどれだけ、いつまで、を先に合意しておいてください。期限のない預け入れは、結局そのまま残ります。もし置かせてもらうなら、その機会に一度中身を減らしてから運ぶこと。減らさずに移すと、量の問題は何も解決していません。

引っ越しのあいだだけ借りるのは、ありですか?

期間が決まっているなら、合理的な使い方です。問題は、期間を決めずに借りて、そのまま続くことです。借りる時点で終了予定日を決め、カレンダーに入れてください。その日が来たら、延長するかどうかを一度は判断する。判断のタイミングを作らないから、何年も続きます。費用は特別費の積立か、引っ越しのための積立から出す形にしておくと、生活費の袋を圧迫しません。

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