日用品を減らす:種類を減らすと、金額も減る
日用品は一つひとつが安いので判断されず、気づくと種類も在庫も増えています。効くのは値段を比べることより、種類を減らすことです。多くの掃除用品は用途が重なっていて、実際には数種類あれば足ります。そのうえで詰め替えと大容量を使い分け、在庫の上限を決めます。買う周期が月をまたぐので、日用品の袋は年間でならして持つと、買った月だけ家計が崩れることがなくなります。
まず、家にあるものを全部出して数える
最初にやるのは買い方の見直しではなく、棚卸しです。洗面所、キッチン、洗濯機の下、トイレの収納にあるものを全部出して並べてください。ほぼ確実に、同じ用途のものが複数出てきます。開封済みが二本、未開封が三本、というのはよくある光景です。これが起きるのは、家に何があるか把握していない状態で買い物に行くからです。並べたら、種類ごとにまとめて、しばらく買わなくていいものをリストにします。この作業のあいだ、新しいものは何も買わない。棚卸しの結果、数か月ぶん買わなくて済む家庭は珍しくありません。
種類を減らすほうが、単価を下げるより効く
掃除用品は用途ごとに商品が分かれていますが、実際には重なりが大きい。中性洗剤、塩素系、酸性、アルコール、研磨剤入りといった性質の違いを把握しておけば、必要なのは数種類です。用途別に十種類そろえると、それぞれが使い切られる前に古くなり、収納も圧迫します。減らす基準は、その一本がなくなったときに困る場面が実際にあるかどうか。無ければ、次からは買わない。ただし混ぜると危険な組み合わせがあるので、そこは製品の表示に従ってください。減らすときも、性質の違うものを一本ずつ残す形にすると安全です。
詰め替え、大容量、100円ショップの使い分け
詰め替えは、同じ商品を使い続けると決めているものについては素直に有利です。大容量も同じですが、条件があります。置き場所があること、そして期限内に使い切れること。使い切れないものを大きく買うのは、単価が下がっても総額は増えます。100円ショップは、消耗が早くて品質差が体感しにくいもの、たとえば掃除用のスポンジや使い捨ての小物には向いています。逆に、長く使う道具や、性能差が結果に出るものは、そこで買うと結局買い直しになることがあります。向き不向きを一度決めておけば、店で毎回考えなくて済みます。
在庫の上限を決め、まとめ買いの回数を減らす
日用品は「切らすと困る」ものなので、不安から買いすぎが起きます。対策は上限を決めることです。トイレットペーパーは何ロールまで、洗剤は各一本の予備まで、と決めて、それを超えたら買わない。上限があると、セールを見ても手が止まります。買う周期も決めてしまうのが早い。月に一度の買い出しでまとめる、あるいは三か月に一度、という形にすると、買い物の回数そのものが減り、ついで買いが減ります。ネットでまとめて買う場合は、届く箱の数だけ在庫が増えるので、上限のルールはより重要になります。
袋の作り方:買う月が偏るので、年間でならす
日用品は毎月同じ額を使うわけではありません。まとめ買いをした月に大きく出て、翌月はほとんど出ない。実額で管理していると、その月だけ食費や生活費を圧迫したように見えます。だから「日用品」の袋には、年間の見込みを12で割った額を毎月入れます。買った月は袋から大きく出て、買わない月は溜まる。これで月ごとの家計の見え方が安定します。年間の見込みが分からないなら、まず三か月記録して、その平均から始めてください。トイレットペーパーやティッシュのように必ず要るものと、たまに買う掃除用品は、同じ袋で構いません。
よくある質問
詰め替えと本体、どちらが得ですか?
同じ商品を使い続けるなら、たいてい詰め替えのほうが内容量あたりの価格は下がります。確かめ方は、内容量あたりの価格をそれぞれ計算して比べることです。ただし、ボトルの状態が悪くなってきたら本体を買い直す必要がありますし、詰め替えの際に衛生面で注意が要る製品もあるので、製品の表示に従ってください。使い続けるか分からない新しい商品は、まず小さい本体で試して、気に入ってから詰め替えに移るほうが無駄が出ません。
100円ショップで買うと、かえって高くつきますか?
ものによります。消耗が早く、性能差が結果に出にくいものは向いています。逆に、長く使う道具や、うまく機能しないとやり直しが発生するものは、買い直しになって結局高くつくことがあります。判断の目安は、それを何回使うかです。数回で捨てるものなら安いほうでよく、何年も使うものなら価格より耐久性で選ぶほうが安く済みます。あと、店に入るとリストにないものが増えるので、行く回数を減らすこと自体が効きます。
日用品の予算は、いくらが目安ですか?
目安の金額を外から示すことはできません。世帯人数と生活のしかたで変わります。決め方は、まず三か月ぶんの実績を記録して、その平均を出すことです。棚卸しをした直後は在庫があるので支出が減り、実績が低く出ます。だから記録は在庫が落ち着いてから始めてください。出た平均を毎月の袋に入れ、まとめ買いの月に袋から出す形にすれば、月ごとのばらつきに振り回されなくなります。
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