表計算の家計簿とアプリ、どちらが続くか
今の表計算が動いているなら、変えないでください。表計算が死ぬ理由はほとんど構造的なもので、ひとつだけです。ファイルはパソコンにあり、お金を使うのは外だからです。入力が後回しになり、後回しになった入力は週末にまとめられ、まとめた時点でそれは記録ではなく思い出しになります。現実的な組み方は併用です。月の途中は携帯で記録し、月末に表計算へ書き出して、表計算は保管と分析の場所として残す。
動いている表計算は、新しいアプリより強い
袋分けのアプリを売っている側ですが、最初に言うのはこれです。実際に更新できている表計算があるなら、置き換えないでください。乗り換えの費用は最初の1時間の設定ではありません。新しい道具に慣れるまでの3、4週間、記録が雑になることのほうです。そして雑な記録は、どんな道具で作られた家計でも、それだけで殺します。エクセルもスプレッドシートも、この用途では同じものとして扱ってかまいません。問うべきは、どちらが優れているかではありません。あなたのファイルが今日時点で最新かどうか。それとも、3月で止まったからこのページを読んでいるのか。
表計算が死ぬ理由
意志の問題ではなく、場所の問題です。ファイルはあなたがいない場所、つまりパソコンにあります。しかも肝心な時間、つまりレジの前には確実にいません。だから入力は後回しになり、後回しは週末のまとめ入力になります。まとめた瞬間に、それは記録ではなく思い出しです。明細や記憶から1週間を再構成しているだけで、正確さも、行動が変わるという効果も、両方消えています。水曜日に買ったものについて、日曜日に判断を変えた人はいません。そして週末が1回飛ぶと、たまった量が2週間分になり、ファイルは静かに「昔つけていた頃の記録」になります。
表計算のほうが確実に上のこと
隠さずに書きます。自分で組んだ数式は、どのアプリにも真似できません。アプリは何が欲しいかを推測しなければならず、表計算は推測しなくていいからです。費目の構造も自由で、あなたの生活にだけ合う変な区切りも作れます。無料で、30年後にも開ける形式で持ち歩けて、あなたのものです。会社が間に入らず、解約するものもありません。リンクひとつで家族と共有でき、二人で同じファイルを編集できます。そして端末を選びません。家族全員が iPhone とは限らない家では、ここが効きます。これは本物の利点で、切り捨てる人は何かを売っています。私たちも売っているので、先に並べておきます。
携帯が足すもの
3つで、どれも分析ではなく、買う瞬間についての話です。残高がポケットにあります。判断を変えうる数字が、払ったあとではなく、払う前に手元にある。入力は数秒で終わり、立ったまま済みます。だからまとめ入力になりません。そして袋の残高はホーム画面とロック画面にウィジェットとして置けるので、食費の残りを見るのに、アプリを開いてスクロールして該当のセルを探す必要がありません。ちらっと見るだけです。これで計算が良くなるわけではありません。計算が最新である確率が上がるだけです。そして家計管理で意味を持ったのは、昔からそこだけです。
現実的な併用の形
月の途中は携帯で記録します。お金を使う瞬間があるのはそちらだからです。月末に Excel か PDF に書き出して、表計算は保管と分析の層として残します。あなたが組んだ数式が、アプリには絶対にやってくれないことをやる場所です。数年分の推移、自作の積立モデル、気に入って作った何か。なお、書き出しは無料の範囲ではなく Plus の機能なので、そこが要になるなら先に見込んでおいてください。この分け方は、両方の道具をそれぞれ得意なことに使います。携帯は記録装置。表計算は作業台です。作業台をレジに持っていく人はいません。
あなたの列は、こう置き換わる
作ったものは何も失われません。形が変わるだけです。費目の列は袋の名前になります。予算額の列は入金、つまり特定の給料からその袋へ割り当てた金額になります。実績の列は、その袋に対して記録した支出。残額の列は袋の残高で、数式で出していた数字を、そのまま読む形になります。ひとつだけ表計算に対応物がないのが、その移動がどこから来たかという情報です。袋が空になったとき、別の袋か未割り当てから移すことになり、アプリはその出どころを記録します。多くの表計算が静かにごまかしている行で、そして使いすぎが実際に何を犠牲にしたかを教えてくれる、唯一の行です。
よくある質問
エクセルとアプリ、どちらが優れていますか。
分析ならエクセルで、しかも大差です。自分の状況のために書いた数式に勝てるアプリの機能はありません。記録ならアプリです。ファイルはパソコンにあり、支出は外で起きるからです。この分け方が本質です。家計が分析の側で失敗しているなら、つまりデータはあるのに傾向が読めないなら、表計算が答えです。記録の側で失敗しているなら、つまり最新の数字がそもそも無いなら、どれだけ凝った表を作っても解決しません。
アプリのデータを表計算に出せますか。
出せます。Excel と PDF の書き出しがあり、集計、明細、月別の見方が入っています。これは Plus の機能です。書き出したものは普通のファイルなので、そこから先はあなたの表の中で好きに扱えます。逆方向、つまり表計算からアプリへの一括取り込みはありません。移すときは、先月の費目ごとの合計だけを持ってきて袋の初期値にするのがいちばん早く、過去の明細を打ち直そうとすると、たいてい途中で止まります。
家計簿のテンプレートを配布しているものではだめですか。
だめではありません。よくできたものはたくさんあります。ただ、続かない理由はテンプレートの出来とは関係がありません。パソコンの前にいないことです。テンプレートを変えても、入力のタイミングが週末のままなら結果は同じになります。試すなら、テンプレートより先に入力の場所を変えてみてください。それで変わらなければ、あなたの問題はもともと記録ではなく、上限のほうにあります。
家族と共有したいのですが、どちらがいいですか。
二人が同じ家計をそれぞれの端末から編集したいなら、表計算のほうが向いています。私たちのアプリは、1つの家計を2台でリアルタイムに共有する作りではありません。記録する人が一人に決まっていて、もう一人は月に一度一緒に見直す、という形なら携帯でも回ります。家族に Android の人がいる場合も表計算です。端末で先に絞ってから、機能を比べてください。順番を逆にすると、買ってから気づきます。
この家計をスマホで回す
Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。
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