現金の袋分けをやめずに、アプリへ移す
現金の袋分けをやっていた人がアプリに求めるものは、普通の家計簿アプリが持っていないことが多い。袋が設定の項目ではなく物として見えること、お金を入れるのが操作ではなく出来事であること、残高を開かずに読めること、そして現金では扱えなかった支払いを覆えること。移す理由もたいてい同じで、方法が嫌になったからではなく、給料日ごとの銀行行きが止まったからです。だから全部を移さず、現金が効いている費目だけ残します。
現金の袋分けをしていた人が必要とする5つ
ここに来ている時点で方法は知っているはずなので、このページは道具の話だけをします。求めるものは普通と少し違い、多くの家計簿アプリはそこを外します。ひとつ、袋が費目一覧の行ではなく、名前のついた物として見えること。ふたつ、お金を入れるのが設定画面で数字を書き換えることではなく、自分がやる動作であること。みっつ、入れた瞬間に何かが起きること。よっつ、残高が、開こうと決めなくても読めること。いつつ、現金が物理的に扱えない支払い、つまりサブスクとネット注文と口座振替を覆えること。候補は全部この5つで測ってください。私たちのものも含めて。
入金が「設定」ではなく「取引」である理由
私たちのアプリでは、袋にお金を移す操作は入金という取引として記録されます。日付と金額があり、支出とまったく同じ扱いです。実装の詳細に聞こえますが、ここが全部の違いです。入金が出来事だから、動きを付けられるし、進捗のリングが動くし、あとから見返せる履歴に残ります。給料日に封筒が目に見えて厚くなるのと同じことです。これがもし設定の欄なら、動かすものも、やったという記憶も残りません。もうひとつ、残高はどこにも保存されていません。袋の残高は毎回、記録された取引から計算されます。だから構造をいじっても、上書きされて消える数字がありません。
全部は移さない。現金に残す費目を決める
静かに止まるのは、たいてい銀行に行く工程です。だから毎回の給料日にそれを必要としない形にします。お札を渡すことが本当に行動を変えている費目、多くの人にとっては外食か、自分の買い物だけを現金に残し、そこだけまとめて一度引き出します。それ以外はアプリの袋にします。家賃も光熱費も通信費もサブスクもネット注文も、もともと現金になる予定はありませんでした。それを現金でやろうとするふりが、人をやめさせています。続けられる併用は、6週間で終わる完璧な現金運用に勝ちます。特別費の積立も、引き出しの中で寝かせるのにいちばん向かない袋なので、こちらに入れます。
見た目が好きなことは、軽い話ではありません
ここを恥ずかしがる必要はありません。人が家計簿を飾るのは、開くのが楽しい仕組みが、開き続けられる仕組みだからです。そして家計管理は、使っている間しか効きません。テーマが6種類あり、そのうち3つが無料なのはそのためです。共有カードを作れるのも、それが続ける力になる人がいるからです。進捗のリングを目立つ場所に置いて、報告の奥にしまわないのも同じ理由です。これで計算が良くなるわけではありません。3か月目を越える確率が上がるだけです。家計が実際に壊れるのはそこだけなので、これは十分な理由になります。見た目にまったく興味がないなら、無料の既定テーマのまま、この節は読み飛ばしてください。
袋が空になったら、どこから持ってきたかを記録する
現金の袋が空になったとき、人はやめるか、別の袋から目に見えて抜くかのどちらかをします。この「抜く」ところが効いています。同じことを再現してください。袋がゼロになったら、その費目に対してそのまま使い続けるのではなく、別の袋から明示的に補充します。私たちのアプリでは、これは補充元の袋を記録した入金として残ります。大事なのは記録のほうです。月末に、外食が食費から3回助けられたことが見える。これは「外食が予算を超えた」よりずっと具体的で、来月の手が打てる事実です。今週からルールをひとつ決めてください。どの袋から持ってきたかを書かずに、超えないこと。
よくある質問
アプリの袋は、現金を分けるのと同じですか。
同じではありません。同じだと言う人は何かを売っています。現金には画面が再現できない摩擦があります。最後の一枚を渡すのは身体の事実で、タップはそうではない。デジタル側で手に入るのは、現金が触れなかった支払いを覆えること、あとから見返せる履歴、そして給料日ごとの銀行行きが消えることです。正直な言い方をすると、摩擦の一部を、続く確率と交換しています。アプリを試して結局使いすぎるなら、1つか2つの費目を本物の現金でやってみる価値は本当にあります。
どの費目を現金のまま残すべきですか。
払う瞬間が、判断を間違える瞬間になっている費目です。たいていは外食、遊びに行くとき、そして自分のための買い物。ここはカードだと金額が抽象になります。逆に、日付が決まっているものと自動で落ちるもの、つまり家賃、光熱費、通信費、保険、サブスク、返済は、現金にする意味がありません。摩擦は増えず、用事だけが増えます。給料1回につき1度だけ引き出して、それを摩擦の要る費目に充て、残りはアプリに持たせてください。
アプリにしても、結局は自分で入力するのですか。
全件入力します。そしてここが、想定しておくべき失敗の入口です。銀行連携がないので勝手に入ってくるものはなく、記録していない支出はアプリにもウィジェットにも履歴にも存在しません。その代わり、記録した瞬間が、支出に気づく瞬間になります。しかも袋の残高は、次の判断の前にまだ変えられる。自分は記録しないと分かっているなら、現金のほうが正直な仕組みです。袋は、こちらが協力しなくても薄くなるからです。
袋はいくつ作るのがいいですか。
飾りたくなる数より少なくします。現金の袋分けは、封筒が可愛いほど費目を増やしたくなり、半分が空のまま残ります。お金が実際に漏れている費目と、固定の支払いから始めて、1か月後に一度も開かなかった袋を統合してください。無料の範囲では12個まで作れますが、それは私たちが勧めている6〜10個より多い数字です。上限に当たること自体が問題なのではなく、上限に当たるほど細かく分けたくなっていることのほうが、たいてい問題です。
この家計をスマホで回す
Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。
Envelope Budget を入手iPhone・手入力式、銀行連携なし・7日間無料