派遣・契約社員の袋分け:契約の切れ目を前提に組む
派遣・契約社員の家計が正社員の家計と違うのは、金額ではなく期限があることです。契約が更新される前提で組むと、更新されなかった月に家計ごと止まります。だからこの配分では、貯金より先に生活防衛費の袋を置き、娯楽と特別費の積立より優先します。金額はすべて自分の給与明細と契約書の数字を使ってください。ここにあるのは割合の骨組みだけです。
内訳
| 袋 | % |
|---|---|
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🏠 家賃・住居費
契約が切れても翌月には来る支払い。ここが重いほど身動きが取れません。 |
28% |
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🛒 食費(自炊)
外食とは分けます。混ぜると削れる場所が見えなくなります。 |
14% |
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💡 光熱費
季節でぶれるので、年間でならした額を毎月入れます。 |
6% |
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📱 通信費
契約が切れる前に見直しておくと、切れた月の負担が軽くなります。 |
4% |
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🚃 交通費
通勤交通費が支給されるかは契約によります。契約書で確認して、支給されない分だけをここに入れます。 |
4% |
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🛡️ 保険
年払いがあれば12で割ってここに置いておきます。 |
3% |
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💳 借入返済
最低返済額を先に。リボ払いが最優先です。 |
3% |
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🛟 生活防衛費
この働き方でいちばん大きい袋。目標は、契約が途切れても暮らしが続く月数です。 |
12% |
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🎯 貯金
生活防衛費が目標に届くまでは、こちらを薄くして構いません。 |
6% |
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🍽️ 娯楽・外食
予算に入っているので、後ろめたさなしで使えます。 |
8% |
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📅 特別費の積立
更新料、帰省、冠婚葬祭、家電の買い替え。契約が切れた月ほど、これがないと崩れます。 |
7% |
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🧯 予備費
端数と、その月の想定外を吸収します。 |
5% |
更新される前提で組まない
この働き方の家計が壊れるのは、収入が少ないからではなく、いつまで続くかが自分の手の中にないからです。契約が更新される前提で袋を埋めると、更新がなかった月に固定費だけがそのまま残ります。だから組み方はひとつ。契約が途切れても数か月は動ける状態を、働けているうちに作っておく。上の配分で生活防衛費が貯金より厚いのはそのためです。順番を逆にして「まず旅行の貯金、余裕ができたら防衛費」と考えると、たいてい防衛費の番は来ません。厚みの差は小さくても構いませんが、順番だけは動かさないでください。
固定費は契約より短い周期で見直す
契約期間が半年や一年で区切られているなら、固定費の見直しも同じ周期で回します。通信費、保険、サブスクリプション、使っていない年会費。これらは収入が途切れてから見直そうとすると、手続きに時間がかかって間に合いません。働けている月のうちに一度だけ手をつけて、そのあとは触らない。固定の袋の合計が手取りに対してどのくらいを占めているかを、更新のたびに一度だけ確認します。数字は自分の明細から取ってください。ここで比率が下がっていれば、契約が切れた月の持ちこたえられる長さがそのまま伸びます。
交通費と社会保険は契約書で確認する
同じ派遣・契約社員でも、通勤交通費が支給されるかどうか、社会保険にどう加入するかは契約と勤務先で変わります。ここで一般論の数字を書くことはできませんし、書いても自分の家計には合いません。やることは単純で、契約書と直近の給与明細を並べて、実際に口座へ入る額と、実際に自分の財布から出る通勤費だけを袋に写すことです。総支給から組むと、すでに引かれたお金まで割り振ることになります。手取りから始める。この一点だけで、月末に理由がわからないまま足りなくなる状態は消えます。
収入が月ごとに動くとき
勤務日数で手取りが動くなら、平均で組んではいけません。直近一年でいちばん少なかった月を基準にして、その額で全部の袋が埋まるように割合を当てます。それより多く入った月は、増えた分をそのまま生活防衛費と特別費の積立に送ります。昇給ではなく、たまたま多かった月として扱うということです。この扱い方をしておくと、少ない月が来ても配分を組み直す必要がありません。袋分けが収入の不安定な働き方と相性がいいのは、金額ではなく割合で持っているからです。
契約が切れた月の運転方法
実際に契約が切れたら、袋の役割を一度だけ組み替えます。娯楽・外食と特別費の積立を止め、生活防衛費から固定の袋へ毎月の必要額を移して、その移した額を記録します。何か月分の移動ができるかが、そのまま次を探せる期間です。同時に、失業給付や国民健康保険の手続きがどうなるかは、ハローワークと自治体から届く書類に書かれた内容が正解で、このページではありません。金額が書かれた通知が手元に来たら、その数字をそのまま袋にします。推測で埋めないことです。
よくある質問
生活防衛費はいくら貯めればいいですか?
金額ではなく月数で考えます。上の固定の袋(家賃・住居費、光熱費、通信費、保険、借入返済)と食費を足した額が、あなたの一か月分です。契約が切れてから次が決まるまでに必要だと思う月数を掛けたものが目標になります。何か月が適切かは、業界と自分の探し方によるので、他人の数字を使わずに自分で決めてください。
貯金と生活防衛費は分けたほうがいいですか?
分けてください。同じ袋に入れると、旅行や買い替えのたびに崩れます。名前が違うだけで、崩す前に一度考える手間が生まれます。袋分けの効き目のほとんどは、その一手間です。
ボーナスがない場合、特別費の積立はどうしますか?
毎月からしか作れないので、割合を上げるのではなく、袋の中身を減らします。一年に払う不定期の費用を全部書き出し、合計を12で割った額が本来必要な積立額です。それが上の割合を超えるなら、超えた分の項目を減らすか、時期をずらすかを先に決めます。積み立てられない予定は、予定ではなく希望です。
現金の封筒を用意する必要がありますか?
不要です。この方法の本体は、使う前にすべてのお金へ名前のついた費目を割り当てることです。アプリで袋を管理しても制約は同じで、札束を持ち歩かずに済みます。
この家計をスマホで回す
Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。
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