✉️ Envelope Budget アプリを入手

ホーム袋分けテンプレート

禁酒中の家計:浮いた分の行き先を、先に決める

禁酒を始めると、酒代と飲み会代の二つが家計から消えます。ただし、放っておくとその分は他の支出に流れて消えます。だから最初にやるのは、浮く金額を見積もり、その行き先となる袋を先に作ることです。もうひとつ大事なのは、回復のための支出を予算に入れておくこと。通院、相談、代わりになる活動、そして人と会う機会の作り直し。これらを削ると、続けることが難しくなります。浮いた分をすべて貯金に回すより、一部を回復のために使うほうが結果的に長く続きます。

内訳

%
🏠 家賃・住居費
家計の軸。ここは変わりません。
28%
🛒 食費(自炊)
禁酒後は食費が少し上がることがあります。
16%
🎯 貯金
浮いた分の主な行き先。名前をつけます。
10%
🎬 娯楽(飲酒以外)
代わりになる過ごし方に使う袋。ゼロにしません。
7%
💡 光熱費
年間でならした金額を入れます。
6%
💳 借入返済
ない場合はそのまま貯金へ回します。
6%
🌱 回復のための支出
通院、相談、集まりへの参加。削らない袋です。
5%
🚃 交通費
通院や集まりへの移動もここに含めます。
5%
📅 特別費の積立
帰省、冠婚葬祭、家電の買い替え。
5%
📱 通信費
見直しがいちばん効く固定費です。
4%
💊 医療・薬
体調の変化が出やすい時期です。確保しておきます。
4%
🧯 予備費
端数と想定外を吸収します。
4%

浮く金額を、先に見積もる

禁酒で消えるのは二つの費目です。家で飲む酒代と、飲む場に行くための費用。後者には、飲み会そのものだけでなく、タクシー代や翌日の食事、二次会の分まで含まれます。この二つを、直近三か月の記録から拾ってください。カードの明細と口座の履歴を見れば、思っていたより大きい数字が出ることが多いです。この金額を先に知っておくことには意味があります。禁酒の効果が抽象的な健康の話ではなく、毎月の具体的な金額として見えるからです。

行き先を決めないと、消える

酒代がなくなっても、自動的に貯金が増えるわけではありません。予算に空きができると、その分は他の支出に静かに流れます。外食が増える、買い物が増える、サブスクが増える。だから、浮く金額の行き先を先に決めてください。おすすめは、金額を二つか三つに割ることです。大部分を名前のある貯金へ、一部を代わりになる過ごし方へ、一部を回復のための支出へ。割り振りを最初に決めておけば、月末に「今月は何に使ったか分からない」という状態になりません。

回復のための支出は削らない

禁酒を続けるためにお金がかかることがあります。通院、相談の費用、集まりへの参加、そして今まで飲む場で会っていた人と別の形で会うための費用。これらを節約の対象にすると、続けることそのものが難しくなります。浮いた金額を全部貯金に回したくなりますが、一部をここに残しておくほうが長期的には確実です。金額は大きくなくて構いません。袋として存在していることが重要で、必要になったときに「使っていいお金かどうか」を悩まずに済みます。

飲まない過ごし方に、予算をつける

禁酒の初期に多いのは、予定が空くことです。今まで飲む場に使っていた時間が、そのまま空白になります。その空白を埋めるものに予算がついていないと、家で過ごす時間が増え、通販や配信サービスの支出が静かに増えることがあります。だから、飲酒以外の娯楽の袋を先に作ってください。運動、映画、外出、学び直し。何に使うかは人によりますが、袋があると新しい過ごし方を試しやすくなります。試す回数が多いほど、定着するものが見つかります。

袋の運用と、三か月後の確認

月初に袋を満たし、日々入力するのは食費、娯楽、交通費の三つ程度です。Envelope Budgetは手入力なので、記録が自分の手を通ります。禁酒の場合、これが小さな効果を持ちます。三か月経ったら、酒代と飲み会代の袋がゼロのまま推移していることと、貯金の袋が実際に増えていることを並べて確認してください。数字で見える成果は、抽象的な決意より続きます。もし貯金が増えていないなら、浮いた分が他の費目に流れているので、行き先の設定を見直してください。

よくある質問

禁酒でいくら浮きますか。

人によって大きく違うので、平均を示すことはしません。自分の数字は簡単に出せます。直近三か月のカードの明細と口座の履歴から、酒の購入、飲み会、その周辺の支出、タクシー代を拾って合計し、三で割ってください。それが毎月浮く金額です。この数字を先に知っておくと、行き先の設計が具体的になります。

浮いたお金はすべて貯金に回すべきですか。

全部を貯金に回すより、一部を回復のための支出と、飲酒以外の過ごし方に残すほうが続きます。空いた時間と予定に代わりがないと、別の支出が静かに増えるからです。割り振りは自分で決めて構いませんが、三つの行き先を最初に決めておくことをおすすめします。

付き合いの飲み会に誘われたら。

家計の話ではなくなりますが、予算の面では準備できます。交際費の袋を残しておき、飲まない形で参加する場合の費用をそこから出す形にしてください。金額が確保されていると、参加するかどうかを費用の都合ではなく自分の状態で判断できます。

食費が増えました。失敗ですか。

よくあることで、失敗ではありません。外で飲んでいた分が家での食事に移れば、食費は上がります。見るべきは差引です。酒代と飲み会代の減少から、食費の増加を引いた金額が実際に浮いた分です。この計算をしておくと、成果を過大にも過小にも見積もらずに済みます。

この家計をスマホで回す

Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。

Envelope Budget を入手

iPhone・手入力式、銀行連携なし・7日間無料

関連ページ

お小遣い制の家計:管理する側と、渡される側の袋 片方が家計を全部管理し、もう片方にお小遣いを渡す家庭の袋分け。管理者に必要な全体の見通しと、お小遣いの袋を独立させる理由。 単身赴任:家がふたつある家計の組み方 本宅と赴任先の二重の住居費・光熱費・食費に、定期的な帰省の交通費が乗る家計。手当の額は会社ごとなので、自分の明細の数字から組む方法。 奨学金の返済がある家計:毎月の額を固定費として置く 卒業後の返済が十年以上続く家計の袋分け。返済額は返済予定表の数字を使い、結婚や引っ越しの費用と重なる時期をどう設計するか。 仕送りのある家計:親へ、あるいは大学生の子へ 毎月の仕送りを家計の中でどう位置づけるか。金額を固定費として先に置く方法と、臨時の上乗せを別の袋で受ける設計。 仕事を辞めた月の家計:請求は先に、給付は後から来る 退職後は収入が止まる一方で、住民税・国民健康保険・国民年金の請求が届き始めます。金額は通知書に書かれた数字を使い、袋で受ける設計。 持ち家1年目:毎月の管理費と、翌年から来る税 住宅ローンのほかに、管理費と修繕積立金が毎月、固定資産税が翌年から届きます。通知書の金額を積立に変える手順と、1年目に起きやすい支出。