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期間工・季節の仕事:働いている期間で、働かない期間を作る

契約期間が決まっている働き方の家計には、他の働き方にない特徴があります。働いている期間は住居費や食費が下がることが多く、貯めやすい。しかし契約が終われば収入はゼロになります。つまりこの家計の目的は、毎月をやりくりすることではなく、働いている期間のうちに働かない期間の生活費を作ってしまうことです。契約満了時に受け取れるものがある場合、その金額と条件は勤務先によって違うので、雇用契約書を確認してください。当てにして先に使うのは避けたほうが安全です。

内訳

%
🏠 住居費(寮費など)
寮なら小さく済みます。この差額が貯金の原資です。
8%
🛒 食費
食堂がある場合は下がります。実額で置き直してください。
15%
🎯 貯金(契約終了後の生活費)
この家計の主目的。何か月分を作るかを先に決めます。
30%
🎉 娯楽・外食
閉じた環境ほど反動が出ます。予算に入れておきます。
10%
🛟 生活防衛費
契約終了後の生活費とは別に持ちます。用途が違います。
8%
📅 特別費の積立
次の勤務地への引っ越し費用もここに含めます。
6%
🚃 交通費
移動が多い働き方です。通勤手当の有無を確認します。
5%
🚄 帰省
契約期間中に何回帰るかを先に決めて金額を出します。
4%
📱 通信費
契約が変わっても止まらない費目。
4%
💡 光熱費
寮費に含まれる場合は、その分を貯金へ回します。
4%
🛡️ 保険
契約の切れ目で扱いが変わることがあります。要確認。
3%
🧯 予備費
端数と想定外を吸収します。
3%

この家計の目的は、来月ではなく契約終了後

普通の家計は毎月を回すために組みますが、この働き方の家計は違います。働いている期間に、働いていない期間の生活費を作ることが目的です。だから最初に決めるのは支出の削り方ではなく、契約終了後の何か月分を作るかという数字です。三か月分なのか、六か月分なのか。決めたら、契約期間の月数で割って毎月の貯金額を出します。その金額を先に抜いてから生活費を組む。この順番でないと、契約が終わった月に慌てることになります。

生活費が下がる期間を、生活水準に変えない

寮や住み込みで働く期間は、住居費と光熱費が大きく下がります。ここで起きやすいのが、下がった分がそのまま娯楽や外食に流れることです。閉じた環境で働いていると反動が出やすく、これは自然なことでもあります。だから娯楽の袋をゼロにはしません。ゼロにすると、我慢が続かず一気に崩れます。やるべきなのは、下がった分の大半を先に貯金の袋へ移し、娯楽の袋には決めた金額だけを残すことです。順番を固定すれば、意志の力はほとんど要りません。

契約満了時に受け取れるものは、当てにしない

契約の満了に応じて受け取れるものがある場合、その金額や条件は勤務先ごとに違います。雇用契約書と社内の規程で確認してください。家計の側での扱い方には原則があります。受け取る前提で先に使わないことです。受け取れる時期や条件は自分の側でコントロールできず、途中で契約が変わる可能性もあります。実際に入金されたら、その金額をあらためて振り分ける。振り分け先は、契約終了後の生活費と、次の勤務地への移動費用が優先されます。

次の契約までの空白を計算する

契約が切れてから次が始まるまでの期間は、収入がゼロです。この空白が何か月になるかは読めませんが、過去の自分の実績があるなら、それがいちばん確かな見積もりです。空白の月に必要な金額は、寮を出たあとの住居費が乗るので、働いている期間の生活費より確実に大きくなります。ここを働いている期間の金額で見積もると、必ず足りません。空白期間の家計は、別に一枚作ってください。住居費、食費、光熱費、通信費、保険の五つだけの簡単なものでかまいません。

袋の運用

給料が入ったら、貯金の袋へ最初に移します。残りを生活費に配分し、日々入力するのは食費と娯楽・外食の二つだけです。Envelope Budgetは貯金目標として目標額と期日を持てるので、契約終了日を期日に設定しておけば、あと何か月でいくら必要かが常に見えます。この働き方では、終了日が最初から分かっているという利点があります。分かっている期日に向けて逆算できるので、目標の設定と進み具合の確認が、他のどの働き方より正確にできます。

よくある質問

契約終了後の生活費は何か月分あればいいですか。

一般的な目安より、自分の実績で決めるほうが正確です。過去に契約が切れてから次が始まるまで何か月かかったかを思い出してください。その月数に、余裕として一か月か二か月を足した分が目標です。初めての場合は、寮を出たあとの住居費が乗ることを忘れずに計算してください。

満了に応じて受け取れる分を、先に予算に入れてもいいですか。

入れないでください。金額や条件は勤務先ごとに決まっており、状況によっては受け取れない可能性もあります。入金されてから振り分けるのが原則です。先に使う前提で組んだ家計は、受け取れなかったときに借入で埋めることになります。

寮を出たあと、生活費はどのくらい上がりますか。

住居費と光熱費が丸ごと乗るので、大きく上がります。金額は次に住む地域と物件によるので、ここでは示せません。ただし計算はできます。次の住まいの家賃と管理費の見込みを調べ、光熱費を月額で足す。この二つを今の生活費に加えたものが、契約終了後のひと月の金額です。

貯金の袋と生活防衛費は分ける必要がありますか。

分けてください。用途が違います。契約終了後の生活費は、収入がない期間を渡るためのもの。生活防衛費は、働いている最中に起きた想定外を受け止めるためのものです。混ぜると、働いている期間の故障や怪我で、終了後の生活費を先に使ってしまうことになります。

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