育休中の袋分け:入りが変わり、出も変わる期間の組み方
育休中の家計は、収入が下がることより、収入の入り方と支出の中身が同時に変わることのほうが厄介です。給付の金額と振込の時期は、勤務先とハローワークから届く通知に書かれた数字が正解で、このページで一般的な金額を示すことはできません。ここでできるのは、変わる部分だけを袋で受け止める形を用意しておくことです。復帰後に一度組み直すことも、最初から前提にしておきます。
内訳
| 袋 | % |
|---|---|
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🏠 家賃・住居費
収入が下がっても額は変わりません。育休前に見直す価値がいちばん高い費目。 |
27% |
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🛒 食費(自炊)
在宅時間が増えると外食が減り、自炊が増えます。前年の数字のままにしないこと。 |
17% |
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💡 光熱費
日中に家にいる時間が増えるぶん上がります。年間でならした額に少し足しておきます。 |
8% |
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📱 通信費
育休に入る前に一度だけ見直します。入ってからでは手続きが後回しになります。 |
4% |
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🚃 交通費
通勤がなくなる分は下がり、通院と買い物の移動が増えます。 |
3% |
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🛡️ 保険
年払いがあれば12で割ってここに置きます。契約の見直しは落ち着いてからで構いません。 |
4% |
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🧸 保育・一時預かり
上の子の保育料や一時預かり。自治体と世帯の状況で変わるので、通知の数字を使います。 |
3% |
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🍼 医療・ベビー用品
おむつ、衣類、健診の交通費。毎月出るので変動の袋に置きます。 |
5% |
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💳 借入返済
最低返済額を先に。リボ払いが最優先です。 |
4% |
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🎯 貯金
薄くて構いません。止めないことのほうが大事です。 |
7% |
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🎈 娯楽・家族の予定
お金をかけない外出も予定のうち。ゼロにすると続きません。 |
5% |
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📅 特別費の積立
お宮参り、内祝い、帰省、家電の買い替え。この時期は行事が集中します。 |
8% |
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🧯 予備費
端数と、その月の想定外を吸収します。 |
5% |
給付の数字はここではなく通知にある
育休中の家計をどう組むかを調べていると、必ず金額の話が出てきます。しかし支給の有無、金額、初回の振込がいつになるかは、勤務先の制度と手続きの進み方で決まるもので、平均や目安を持ち込むと自分の家計とずれます。やることは、勤務先から渡される説明とハローワークからの通知を手元に置き、そこに書かれた金額と入金予定日をそのまま袋の前提にすることです。数字が確定するまでの間は、確定している部分、つまり毎月出ていく固定費だけを先に埋めておきます。入りが読めないときは、出のほうから固めるのが順番です。
入金の間隔が月ではなくなる可能性を持つ
毎月同じ日に同じ額が入る前提が崩れると、家計は金額よりリズムで壊れます。だから育休に入る前に、固定の袋(家賃・住居費、光熱費、通信費、保険、借入返済)の一か月分がいくらかを計算して、その金額を書き留めておいてください。入金の間隔が空く形になるなら、その間隔ぶんの固定費を先に別の袋へ寄せておけば、間隔そのものは問題ではなくなります。間隔を埋める資金がどこから来るかを決めておくことが準備で、金額を当てることが準備ではありません。
支出は減る項目と増える項目が同時に動く
育休中は通勤交通費と外食が減り、光熱費と日用品と自宅での食費が増えます。合計だけを見て「あまり変わらない」と判断すると、増えた袋が毎月あふれて、減った袋に使われないお金が眠ります。袋分けの利点はここで出ます。項目ごとに残高が見えるので、二か月も回せばどこが増えてどこが余っているかが数字で分かり、三か月目に割合を当て直せます。最初の配分を当てにいく必要はありません。当たらない前提で始めて、実績で直すほうが早いです。
行事と内祝いは特別費の積立で受ける
この時期は、出産祝いをいただき、内祝いを返し、お宮参りや初節句があり、双方の実家への帰省が重なります。どれも一つずつは大きくないのに、同じ数か月に集中するため月の家計を直撃します。これらを食費や娯楽の袋から出すと、毎月の生活が理由もなく苦しく見えます。特別費の積立に寄せて、行事ごとに使う額を先に決めてください。金額の相場をここで示すことはしません。相手との関係や地域で変わるものなので、自分たちの基準を一度決めて書き留めておくほうが、毎回悩むより早く済みます。
復帰の月に一度、必ず組み直す
復帰の月は、保育料と通勤交通費が戻り、給与の入り方も変わります。育休中の配分をそのまま持ち越すと、増えた収入が名前のない余りになって静かに消えます。復帰が決まった時点で、復帰後の手取りが確定する最初の給与明細を待ち、その数字で袋を組み直す日を決めておいてください。そのとき最初にやるのは、育休前と比べて増えた分の行き先を先に書くことです。生活防衛費、特別費の積立、教育費のどれに送るかを決めてから使い始めれば、復帰後の数か月で貯まる家計になります。
よくある質問
育休中はいくらもらえますか?
このページでは金額を示しません。支給の条件も金額も振込の時期も、勤務先の制度と手続きによって決まるもので、平均を当てはめると自分の家計とずれます。勤務先の担当窓口とハローワークからの通知に書かれた数字を使ってください。家計側でやるのは、その数字が届くまで固定費の一か月分を確定させておくことです。
育休前に何を準備しておけばいいですか?
三つです。固定費の一か月分を計算して書き留めること、通信費と使っていないサブスクリプションを一度だけ見直すこと、そして入金の間隔が空く場合に備えて固定費の何か月分かを別の袋に寄せておくこと。どれも育休に入ってからだと手続きが後回しになります。
貯金を止めてもいいですか?
額は下げて構いませんが、止めないほうがうまくいきます。毎月わずかでも入り続けている袋は再開しやすく、一度止めた袋は復帰後も止まったままになりがちだからです。金額より、続いていることが効きます。
夫婦のどちらが袋を管理すればいいですか?
どちらでも構いませんが、二人が同じ残高を見られる状態にしてください。育休中は片方に情報が偏りやすく、偏った時点で「使いすぎた」という会話が生まれます。袋の残高が二人に見えていれば、その会話は数字の相談に変わります。
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