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新社会人の家計:明細の控除欄が、来年変わるかもしれない

新社会人の家計で最初に覚えるべきなのは、総支給ではなく手取りで組むということです。給与明細には控除の欄があり、そこに書かれた金額を引いた残りが実際に使えるお金です。そしてもうひとつ、二年目以降に控除の内訳が変わることがあります。金額と時期は明細で確認してください。だから一年目に作るべき袋は二つ。手取りが下がっても耐えられる生活費の設計と、生活防衛費です。この二つがある状態で二年目を迎えられれば、その後の家計はかなり楽になります。

内訳

%
🏠 家賃・住居費
更新料の積立を別に持つと、二年目に慌てません。
28%
🛒 食費(自炊)
外食とは分けます。混ぜると使いすぎが見えません。
15%
🎯 貯金
収入が増える前の今がいちばん増やしやすい時期です。
12%
🍻 交際費
職場の付き合いが増える時期。上限を決めておきます。
7%
💡 光熱費
年間でならした金額を入れます。
6%
🎓 奨学金の返済
返済予定表の金額をそのまま。ない場合は貯金へ回します。
6%
👔 被服・身だしなみ
一年目は初期投資が集中します。上限を決めます。
5%
📅 特別費の積立
更新料、帰省、冠婚葬祭、家電の買い替え。
5%
🎬 娯楽・サブスク
契約したものを一覧にしておきます。
5%
📱 通信費
見直しがいちばん効く固定費です。
4%
🧯 予備費
端数と想定外を吸収します。
4%
🚃 交通費
通勤手当で戻る分は除いて考えます。
3%

総支給ではなく、手取りで組む

初任給の金額として覚えている数字は、たいてい総支給額です。実際に口座に入るのは、そこから控除の欄に書かれた分を引いた金額で、これが手取りです。家計はこの手取りに対して組みます。総支給に対して割合をかけると、どの袋も必ず足りなくなります。給与明細を初めて受け取ったら、差引支給額の欄を確認して、その数字を紙に書いてください。この一枚が家計の出発点です。控除の内訳が何であるかは明細に項目名が書かれているので、そこも一度は目を通しておいてください。

二年目に、明細が変わるかもしれない

社会人二年目になると、給与明細の控除欄が一年目と違って見えることがあります。何がいつから変わるのかは制度と個々の状況によるので、ここで説明することはしません。確かめる方法はひとつ、自分の明細を見ることです。家計の側でできる備えは明確です。一年目のうちに、手取りが今より少なくなっても回る生活を作っておくこと。具体的には、貯金の袋を厚めに取り、その金額なら削れる状態にしておくことです。削れる余地を先に作っておけば、変化が来ても生活を縮める必要がありません。

一年目にしか作れないもの

収入が増える前は、生活水準がまだ広がっていない時期です。この時期に貯金の袋を厚く設定しておくと、その水準がそのまま基準になります。逆に、一年目に手取りをほぼ使い切る生活を作ってしまうと、二年目以降に収入が増えても貯金は増えません。増えた分は自然に生活へ流れるからです。だから一年目の目標は金額ではなく、順番を体に入れることです。手取りが入ったら先に貯金へ移し、残りで暮らす。この順番が習慣になっているかどうかが、五年後の残高を決めます。

一年目に集中する支出

仕事用の服、靴、鞄、パソコン、そして職場の付き合い。これらは一年目に集中し、しかも金額が読めません。対処は、費目ごとに年間の上限を先に決めることです。被服の袋に毎月一定額を積み、必要なときにその袋から出す。交際費も同じで、上限を決めておくと断りやすくなります。もうひとつ、家具や家電を一気に揃えたくなる時期でもありますが、住み始めて三か月経ってから本当に必要だったものだけを買うほうが、結果的に無駄が少なくなります。

袋の運用

給料日に袋を満たし、日々入力するのは食費、交際費、娯楽の三つだけです。Envelope Budgetは手入力で銀行連携がないので、口座の情報を渡す必要がありません。使った直後に入れると、残高がロック画面のウィジェットに出ます。もうひとつ、この時期にやっておくと効くのが、契約したサブスクの一覧を作ることです。一年目は契約が増えやすく、しかも一度契約すると見直す機会がありません。一覧にして、年に一度だけ見る日を決めてください。

よくある質問

初任給から貯金はいくらすべきですか。

金額の正解はありませんが、決め方はあります。手取りから家賃と固定費を引き、食費と交際費の実額を置いて、残った範囲で決めてください。大事なのは金額より順番で、給料日に先に抜くことです。一度も取り崩さずに三か月続いたら、少しだけ増やしてください。取り崩す前提の金額は、貯金にはなりません。

二年目に手取りが減ると聞きました。本当ですか。

何がいつから変わるかは制度と個々の状況で決まるので、ここでは説明しません。確かめる方法は、自分の給与明細の控除欄を見ることです。家計の側では、手取りが今より少なくなっても回る設計にしておくことが備えになります。具体的には、削れる余地のある袋、たとえば貯金の袋を厚めに取っておくことです。

職場の付き合いが多くて交際費が読めません。

月ごとの上限を決めて、袋に入れてください。上限があると、断るときの理由が明確になります。ただし一年目は付き合いの回数が多いのも事実なので、最初の三か月は実額を記録することに集中して、そのあとで上限を決めるほうが現実的です。記録がないまま決めた上限は、たいてい守れません。

家具や家電はいつ買えばいいですか。

住み始めてすぐに全部揃えるより、三か月使ってみて必要だったものだけを買うほうが無駄が少なくなります。最初に必要なのは寝具、冷蔵庫、洗濯機、カーテン、照明あたりです。それ以外は、なくて困った時点で買ってください。買い足しの上限を決めて、特別費の積立から出す形にすると、家計が膨らみ続けるのを防げます。

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