宿泊費を下げる:場所と食事の付け方で決まる
宿泊費は、立地、食事の付け方、部屋のタイプ、そして時期でほとんど決まります。効くのは、駅や観光地から少し離れること、食事を宿で取るか外で取るかを選び直すこと、そして繁忙期を外すこと。予約サイトごとに条件が違うので、同じ宿でも比べる価値があります。キャンセル料の条件は必ず読んでください。安いプランほど、変更ができない設計になっていることが多いからです。
立地を数百メートル動かす
宿の価格は立地に強く連動します。駅の真上、観光地の目の前、繁華街のど真ん中は高い。一駅ずらす、徒歩十分の場所にする、というだけで条件が変わることがあります。ただし、移動の手間と交通費が増えるなら差し引きです。とくに荷物が多い旅行や、小さな子ども連れ、夜遅く戻る日程では、近さそのものに価値があります。判断のしかたは、宿の差額と、往復の交通費と時間を並べること。連泊なら移動の回数が増えるので、離れた宿の不利は大きくなります。一泊なら気にならない距離が、三泊では毎日の負担になります。
食事を、宿に付けるかどうか
一泊二食のプランは、旅館では一般的で、そのぶん宿泊費が高く見えます。ただし、外で夕食と朝食を取る費用を足すと、逆転することがあります。だから比べるときは、宿泊費だけでなく、その日の食費まで含めた一日の総額で見てください。逆に、周辺に選択肢が多い都市部では、素泊まりにして外で食べるほうが安く、しかも選べます。朝食付きかどうかは、朝に出発する日程かどうかで価値が変わります。使わない朝食を含んだプランを選んでいないか、日程と照らして確認してください。
時期と曜日、そして予約の経路
宿泊費も需要で動きます。連休、お盆、年末年始、そして土曜の夜が高くなるのは、どの地域でも共通です。日程を動かせるなら、平日や日曜泊にするだけで結果が変わります。予約の経路も一つではありません。複数の予約サイト、宿の公式サイト、そして自治体や施設が出している宿泊の割引制度がある場合もあります。制度の有無と条件は地域と時期によって変わるので、行き先の自治体や観光協会の公式情報で確認してください。同じ宿でも、経路によって条件が違うことがあるので、二、三か所は見比べる価値があります。
キャンセル条件と、追加でかかるもの
安いプランほど、キャンセルや変更ができない、あるいは早い段階から料金が発生する設計になっていることが多くあります。予定が確定していないうちに最安のプランを取ると、変更のたびに費用が発生して、結果的に高くつきます。予約する前に、いつから何パーセントかかるかを必ず確認してください。加えて、宿泊費以外に発生するものがあります。地域によって宿泊に関わる税が課される場合があり、駐車場代が別料金の宿もあります。表示価格に何が含まれ、何が含まれないかを、予約画面で確認する習慣をつけてください。
袋の作り方:宿泊費も旅行の袋にまとめる
宿泊費だけを独立させる必要はありません。旅行にかかるお金は、交通、宿泊、現地の食事、入場料、土産と連動しているので、「旅行」として一つの袋にまとめるほうが判断しやすくなります。特別費の積立の中に立てて、毎月一定額を入れてください。予約の時点で袋から出るので、旅行前に支払いが終わっている状態になります。旅行が終わったら、実際の総額を記録に残します。次の年の積立額を、希望ではなく実績で決められるようになります。予算を守れなかった旅行より、金額が分かっていない旅行のほうが問題です。
よくある質問
素泊まりと一泊二食、どちらが安いですか?
宿と場所によります。比べ方は、宿泊費だけでなく、その日の食事代まで含めた一日の総額で見ることです。周辺に飲食店が少ない場所では、食事付きのほうが結果的に安く、しかも移動しなくて済みます。都市部で選択肢が多い場所では、素泊まりにして外で食べるほうが安くなることが多い。朝食については、出発時刻と、朝食を取る習慣があるかどうかで判断してください。使わない朝食に払っている人は少なくありません。
予約サイトはどこがいちばん安いですか?
一律の答えはありません。同じ宿でも、サイトごとに在庫と条件が違い、時期によって入れ替わります。実務的には、二、三か所と宿の公式サイトを見比べるのが現実的です。比べるときは、表示価格だけでなく、税やサービス料が含まれているか、キャンセル条件がどうか、駐車場や食事が別料金かまで揃えてください。条件を揃えずに金額だけを比べると、安いはずのほうが高くなります。
旅行の宿泊費は、いくらまでにすべきですか?
上限を外から示すことはできません。決め方は、旅行全体の予算を先に決めて、その中で交通と宿泊と現地費用に配分することです。宿にお金をかけたい旅行と、寝るだけでいい旅行があるので、配分は毎回違って構いません。大事なのは、旅行の総額が特別費の積立に用意してある範囲に収まっていることと、旅行後に実際の総額を記録することです。記録があれば、次の積立額を実績から決められます。
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