航空券を安くする:日付をずらせるかどうかで、ほぼ決まる
航空券の価格を動かす最大の要素は、いつ買うかと、いつ飛ぶかです。日付をずらせる旅行なら、繁忙期を外して早めに押さえるだけで結果が変わります。逆に日付が動かせない帰省のような旅行では、別の手が必要になります。LCCは運賃だけ見ると安く、手荷物や座席指定を足すと近づくことがあるので、必ず総額で比べてください。空港までの往復費用も忘れずに足します。
動かせるのは、日付か、行き先か
航空券の価格は需要で動きます。だから、価格を大きく下げられるのは、日付か行き先のどちらかを動かせる人だけです。連休、お盆、年末年始、そして金曜の夜と日曜の夕方は、どこも高くなります。一日ずらせるか、平日に一泊足せるか。それだけで結果が変わることがあります。逆に、日程がまったく動かせない旅行では、価格の勝負をあきらめて、早く押さえることに集中したほうが結果がよくなります。まず自分の旅行がどちらなのかをはっきりさせてください。動かせない旅行に「安くなる時期を待つ」戦略を使うと、待った末に高い席しか残りません。
早期購入と、変更・払い戻しの条件
国内線には、早く買うほど安くなる運賃が設定されているのが一般的です。ただし、安い運賃ほど変更や払い戻しの条件が厳しくなります。予定が確定しているなら早期の運賃、変わる可能性があるなら条件のゆるい運賃、という選び方になります。ここを見ずに安さだけで選ぶと、予定が変わったときに買い直しになり、結果的に高くつきます。購入前に、変更が可能か、払い戻しにいくらかかるかを必ず確認してください。運賃の名称も条件も航空会社ごとに違うので、各社の案内で確認するのが確実です。
LCCは、総額で比べる
LCCの表示運賃は、多くの場合、機内に持ち込む小さな荷物だけを含んだ価格です。預ける荷物、座席の指定、変更手数料、支払い方法による手数料などが別料金になっていることがあり、それらを足すと差が縮むことがあります。だから比較は必ず、自分が実際に必要とするものを全部足した総額で行ってください。加えて、就航している空港が都心から遠い場合があります。空港までの往復の交通費と所要時間、そして早朝や深夜の便なら前泊や始発の可否まで含めると、判断が変わることがあります。安く飛べたのに空港までで消えた、というのはよくある結末です。
飛行機以外の選択肢と比べる
国内の移動では、新幹線、高速バス、車、そして飛行機が競合します。距離と目的地によって有利な手段が変わるので、片道の運賃だけでなく、家から目的地までの合計時間と合計費用で比べてください。空港が遠い区間では、飛行機の運賃が安くてもアクセスで逆転します。逆に、長距離では飛行機が圧倒的に速いこともあります。人数が多いなら車が有利になる区間もありますが、高速料金と燃料代と駐車場代、それに運転する人の負担まで数えてください。比較の単位は「一人あたりの往復総額と所要時間」にすると、迷いません。
袋の作り方:旅行は特別費の積立から出す
旅行費は毎月出るものではないので、生活費の袋から出すと、その月だけ家計が壊れます。特別費の積立の中に「旅行」を立ててください。行き先が決まっていなくても構いません。年に何回、だいたいいくらの旅行をしたいかを決めて、その合計を12で割った額を毎月入れます。予約の時点で袋から出るので、旅行の前に支払いは終わっている状態になります。航空券、宿、現地費用、空港までの往復を全部この袋から出すと、旅行の総額が自分の記録として残り、次の年の積立額が実績で決まります。
よくある質問
航空券はいつ買うのがいちばん安いですか?
一律の答えは出せません。路線、時期、航空会社によって運賃の設計が違い、価格は需要で動くからです。傾向として、国内線には早く買うほど安い運賃が設定されていることが多いので、日程が確定しているなら早めに押さえるのが素直です。ただし、安い運賃ほど変更や払い戻しの条件が厳しいので、予定が変わりうるなら条件を確認してから決めてください。直前に安くなるのを待つ戦略は、繁忙期には成立しません。
LCCは本当に安いのですか?
自分が必要とするものを全部足した総額で比べれば分かります。預け荷物、座席指定、支払い手数料、変更にかかる費用を運賃に足してください。そのうえで、空港までの往復交通費と所要時間を加えます。荷物が少なく、空港が近く、日程が動かないなら安くなることが多い。荷物が多い、空港が遠い、予定が変わりうる、という条件が重なるほど差は縮みます。比較は、家を出てから目的地に着くまでの総額でしてください。
家族分の航空券が高すぎます。どうすればいいですか?
人数分そのまま増える支出なので、日程と手段の見直しが効きます。繁忙期を一日でも外せるか、往路と復路で別の手段にできるか、新幹線や高速バスと比べてどうか。そのうえで、動かせないなら積立で受け止めるしかありません。帰省のように毎年同じ時期に発生する旅行は、前年の実績が分かっているので、その金額を12で割って毎月積み立ててください。一年かけて用意しておけば、当日の判断で安い便を探し回らなくて済みます。
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