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大学生の家計:仕送りとアルバイトと奨学金を、一枚に並べる

学生の家計が管理しづらいのは、収入が三つの源から、それぞれ違うタイミングで来るからです。仕送りは月初、アルバイトは月末、奨学金は決まった周期。この三つを一枚に並べて合計を出すところから始めます。支出側の特徴は、家賃が収入の三分の一前後を占めること、そして教材費や交際費のように学期の始まりに集中する費目があることです。毎月ならして袋に入れる分と、学期の頭にまとまって出る分を分けて設計すると、四月と十月に破綻しなくなります。

内訳

%
🏠 家賃・住居費
最大の費目。更新料の積立もここに含めて考えます。
32%
🛒 食費(自炊)
外食と分けます。混ぜると使いすぎが見えません。
18%
💡 光熱費
年間でならした金額を入れます。
6%
📱 通信費
見直しがいちばん効く固定費です。
5%
🚃 交通費
通学の定期と、それ以外の移動。
5%
📚 教材・学用品
学期の頭に集中するので、毎月ならして積みます。
5%
🍻 交際費
ゼロにすると続きません。上限を決めて中で使います。
8%
🎬 娯楽・サブスク
契約しているものを一覧にして、年に一度見直します。
6%
🎯 貯金
少額でかまいません。額より続くことが大事です。
6%
📅 特別費の積立
帰省、更新料、就職活動の費用。
4%
🧯 予備費
端数と想定外を吸収します。
5%

三つの収入を一枚に並べる

学生の家計でまずやるべきなのは、収入を全部書き出して合計することです。仕送り、アルバイト、奨学金。三つが別々のタイミングで入るため、合計がいくらなのかを把握していない人が多いのですが、袋の金額はこの合計から決まります。特にアルバイトは月によって変わるので、過去三か月でいちばん少なかった月を基準にしてください。多い月を基準にすると、忙しくてシフトに入れなかった月に必ず不足します。多い月の超過分は、特別費の積立か貯金に回します。

家賃が三分の一を占める構造

学生の家計では、家賃が収入の三分の一前後になることが珍しくありません。これは削れない部分なので、他の袋がその前提で小さくなります。ここで大事なのは、家賃が重いこと自体を問題視しないことです。問題になるのは、家賃の重さを織り込まずに食費や交際費の袋を大きく取ってしまい、月の後半で足りなくなることです。家賃と光熱費と通信費を先に引き、残りで生活費を組む。この順番なら、金額は小さくても月末まで残高があります。

学期の頭に集中する支出

教材費、実習や実験にかかる費用、サークルの年会費、就職活動が始まれば説明会の交通費と服装。これらは毎月来るのではなく、四月と十月に集中します。毎月の生活費から出そうとすると、その月だけ破綻します。対処は、年間でいくらかかるかを先に見積もり、十二で割って毎月積むことです。実績がなければ、一年目は多めに置いて、二年目から正確な金額に直します。集中する支出を毎月ならすという発想が、この家計でいちばん効く工夫です。

交際費をゼロにしない

節約のために交際費を削る学生は多いのですが、ゼロにすると三か月ももちません。飲み会や旅行を全部断り続けると、いずれ大きく崩れます。だから金額を決めて袋に入れ、その中で使う形にしてください。上限があると、断るときの理由も明確になります。「今月はもう使い切った」というのは、誰にも説明しやすい理由です。逆に上限がないと、毎回その場の空気で判断することになり、結果的に使う金額は増えます。上限は我慢の道具ではなく、判断を簡単にする道具です。

袋の運用

月初に袋を満たし、日々入力するのは食費、交際費、娯楽の三つだけです。Envelope Budgetは手入力で銀行連携がないので、学生でも口座情報を渡す必要がありません。買った直後に金額を入れると、残高がホーム画面とロック画面のウィジェットに出ます。コンビニの前で見るのはその数字です。もうひとつ、卒業後に返済が始まる借入がある場合は、在学中から返済予定表を確認しておいてください。金額と開始時期を知っているだけで、卒業後の家計の組み方が変わります。

よくある質問

アルバイトの収入が月によって変わります。

過去三か月でいちばん少なかった月を基準に袋の金額を決めてください。多い月を基準にすると、試験期間やシフトに入れなかった月に必ず不足します。基準を超えた分は生活水準を上げずに、特別費の積立と貯金へ回します。この形なら、忙しい月に家計が崩れません。

家賃が収入の三分の一を超えています。

学生の一人暮らしではよくあることです。問題は割合そのものより、その前提で残りの袋を組めているかどうかです。家賃、光熱費、通信費を先に引いて、残りで食費と交際費を決めてください。順番を逆にすると、月の後半で必ず足りなくなります。

教材費や学期の始まりの出費が毎回きついです。

年間の合計を出して十二で割り、毎月積んでください。四月と十月に一度に出るものを、毎月ならして受けるという発想です。金額が分からなければ、一年目は多めに積んで、二年目に実績で直します。積立の袋があると、学期の頭に生活費を圧迫しなくなります。

貯金までは無理だと思います。

金額は小さくてかまいません。この時期の貯金の目的は金額ではなく、収入から先に抜くという順番を体に入れることです。就職して収入が増えたときに、その順番がすでにあるかどうかで、その後の家計が変わります。少額でも、名前をつけた袋に毎月入れることを続けてください。

この家計をスマホで回す

Envelope Budget は、この袋をそのままポケットに入れます。すべての金額を割り当て、使ったその場で記録して、実際にいくら残っているかを見ます。

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