クレジットカードを使いながら袋分けはできますか?
できます。カードはお金の出どころではなく、払い方のひとつだと扱います。袋が減るのは決済した瞬間で、引き落としは、すでに取り分けてあったお金が口座から出ていくだけです。壊れるのは、締め日のあとに明細を見て記録する形にしたときです。それは1か月遅れて見つかる、もうひとつの家計になります。
仕組み
いつもどおり先に袋を埋めます。カードで払います。その場で、その袋に対して記録します。現金や口座引き落としのときとまったく同じで、袋は3週間後ではなく今、減ります。お金は口座に残ったままですが、すでに役割が決まっています。引き落とし日には、そのお金で払われます。袋分けの仕組みは何も変わりません。カードは、お金が動いた経路にすぎません。
締め日と支払日のズレが本当の問題
日本のカードは締め日があり、その分がまとめて翌月の支払日に口座から落ちます。つまり、使った日と引き落としの日は1か月前後ずれます。締め日をまたいだ買い物なら、もっと開きます。このズレのあいだ、口座には使ったはずのお金が残って見えています。決済した瞬間に袋を減らしていないと、残高は毎日うそをつきます。ズレを埋める工程は、その場で記録すること、ひとつだけです。
引き落としは支出ではない
ここで二重計上が起きます。支出はカードを使った時点で記録済みです。引き落としは、すでに割り当てられていたお金が口座からカード会社へ移るだけで、袋から外の世界へ出ていくお金ではありません。引き落としを費目の支出として記録すると、すべての買い物が2回計上され、費目の実績が次の月の限度を決める材料として使えなくなります。
分割払いとリボ払いは、袋分けの外にある
分割やリボにすると、支払いは翌月以降へ散らばります。この時点で、その買い物は支出ではなく、返済の予定に変わります。すでにリボの残高があるなら、日常の支払いをカードから外します。新しい買い物と過去の残高が同じ数字の中で見分けられなくなるからです。返済は借入返済の袋に、毎月の固定額として置きます。ja側の家計方針としても、金利のあるものは高いものから潰し、リボ払いが最優先です。残高がいくらの負担になっているかは、自分の利用明細に書いてあります。ここでは計算しません。
還元の話は、袋が埋まっている前提でだけ成立する
還元が本当に得になるのは、決済する前に袋がその買い物を賄えていた場合だけです。袋になかったものをカードで買ったなら、それは還元つきの借入です。差し引きでどうなるかは、その人の契約条件しだいなので、ここでは書きません。家計のルールだけは計算せずに決められます。すでに埋まっている袋の範囲でだけ還元を受け取る、それだけです。
今日やる変更
カードで払ったら、店を出る前に記録する、というルールにします。現金と同じ扱いです。手入力だからこそこれが効きます。カードがいちばん忘れさせようとする瞬間に記録が入り、そこはまだ、次の買い物の判断を変えられる時点です。
よくある質問
引き落としのときに二重計上になりませんか?
引き落としを費目の支出として書いたときだけなります。買い物はレジで計上済みなので、引き落としは、すでに割り当てていたお金の移動として記録します。
利用明細に反映される前でも記録していいですか?
してください。袋が反映しているのは自分の判断で、判断はレジで終わっています。カード会社と加盟店の処理がいつ終わるかは、家計の記録には関係ありません。
カードをやめたほうがいいですか?
その場で記録できるかどうかで決まります。できる人はカードを払い方として使っても管理を失いません。できない人は、見えないもうひとつの家計を回している状態なので、記録の習慣がつくまでは口座振替やデビットのほうが安全です。
この家計をスマホで回す
Envelope Budget は、現金の袋分けで家計を管理する iPhone アプリです。入力は意図して手動にしています。記録した瞬間が、支出に気づく瞬間だからです。
Envelope Budget を入手iPhone・手入力式、銀行連携なし・7日間無料