気力がないとき、家計管理はどうすればいいですか?
いまの気力に合う大きさまで家計を縮めます。固定費は全部自動引き落としにして、自分が思い出さなくても払われる状態にする。費目は3つまで減らす。月に一度の見直しではなく、週に一度5分の確認にする。完全な家計を避け続けるより、最小限の家計を続けるほうがずっと良い結果になります。この状態でいちばん問題なのは、使いすぎではなく、見なくなることです。
最初に、範囲の話
これは家計管理のページで、体調や心の状態について助言する立場にはありません。しんどさが続いているなら、医療や相談の窓口が別にあります。ここで扱うのは1つだけです。気力が落ちているあいだ、お金の側が勝手に悪化しないようにするには、どうすればいいか。
この状態で家計が死ぬ理由
使いすぎるからではありません。見なくなるからです。残高を見るのが怖くなり、開かなくなり、開かない期間が長くなるほど、開いたときに見る数字が悪くなる。この循環が本体です。だから、直すべきは支出ではなく、開くコストのほうです。開くのが5秒で済めば、循環が切れます。
袋は3つでいい
固定費、食べるもの、それ以外。これだけです。細かい分類は、いま必要ありません。必要なのは、今日使っていい金額が1つ分かることだけです。3つなら、判断が1回で終わります。20個あると、買い物のたびにどの袋かを決めることになり、その判断がそのまま、開かなくなる理由になります。
自分に依存させない部分を作る
家賃、光熱費、通信費、保険料、借入の返済。これらは口座振替にして、思い出さなくても払われる状態にします。払い忘れは、手間と費用を増やして、次の月をさらに短くします。自動にできるものを自動にしておくと、記録が数週間止まっても、生活の土台は壊れません。土台が壊れないことが、あとで再開できる条件です。
週に5分。基準は下げていい
月末の総点検はやめます。代わりに、週に1回、5分だけ。3つの袋の残高を見て、大きくずれていないかを確認するだけです。それも重いなら、残高を見るだけにしてください。基準は、自分がクリアできるところまで下げます。クリアできる基準を持っていることのほうが、正しい基準を持っていることより、この時期には価値があります。
今日やる変更
袋を3つに減らします。固定費が自動引き落としになっていないものがあれば、1件だけ手続きします。そして、次の買い物を1件だけ記録します。今日やるのはこれだけで、明日以降のノルマは作りません。
よくある質問
いま、お金の全体像を確認したほうがいいですか?
急ぎでないなら、しなくて構いません。借入の状況や滞納がある場合は別ですが、それも一度に全部を見る必要はありません。まず、来月の固定費が自動で払われる状態になっているかだけ確認してください。全体像は、気力が戻ってからで間に合います。
何か月分も記録していません。どこから始めますか?
今日の口座残高から始めます。過去は入力しません。残高を書いて、3つの袋に分けて、次の1件を記録する。それだけです。遡り入力は、再開の前に置かれた宿題として働きます。
こんな状態で家計をやる意味はありますか?
あります。ただし目的が違います。いまの目的は、貯めることでも最適化することでもなく、状況が勝手に悪くなるのを止めることです。固定費が自動で払われていて、今日使っていい金額が1つ分かっている。それだけで、この時期の家計としては十分に機能しています。
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