二人で袋分け家計をやるにはどうすればいいですか?
共通の支出は共有の袋にまとめ、それとは別に、理由を説明しなくていい個人の袋をお互いに1つずつ持ちます。共有の袋があるから状況が見え、個人の袋があるから不満がたまりません。日本の共働きは財布が別なのが普通なので、まず全部を一つにするのではなく、共有する費目だけを決めて、その分をお互いが同じ日に入れる形から始めるほうが続きます。
共有するのは費目であって、口座ではない
最初に決めるのは口座の構成ではなく、どの費目を二人のものにするかです。家賃と管理費、光熱費、通信費、食費、日用品、そして特別費の積立。ここまでが共有の袋で、それ以外は個人のままにしておくのが、いちばん摩擦の少ない出発点です。口座を一つにまとめるかどうかは、そのあとで決めればよく、決めなくても袋分けは成立します。袋は口座ではなく、お金の役割を書いたラベルだからです。
個人の袋は、説明しなくていいお金
共有の袋だけで組むと、コンビニのコーヒー1杯まで相手の目に入ります。それが理由で家計そのものをやめる人が多い。だからお互いに、金額を決めた個人の袋を1つずつ作ります。その中で何を買ったかは報告しません。金額を同じにするか、収入に比例させるかは決めの問題で、どちらでも構いません。決めていないことだけが問題になります。
入れる日を決める
共有の袋を、いつ、いくら、どちらが入れるか。日付まで書きます。給料日が同じならその日、違うなら遅いほうの給料日に揃えます。金額は共有する費目の合計を先に出してから割ります。先に割合の話をすると、根拠のない数字の押し引きになります。合計を出してから割ると、話し合うことが一つに減ります。
誰が記録するかを決めておく
手入力の家計では、記録する人が決まっていないと二重に入るか、まったく入りません。共有の袋は買った人が記録する、個人の袋は本人だけ、というのがいちばん単純です。共有のiPhoneを1台決めて、そこに共有の袋を置く形でも回ります。記録の担当を決めるのは事務作業ではなく、月末に見る数字が本物かどうかを決める工程です。
月に一度、20分だけ見る日を作る
毎日話すと関係が悪くなり、まったく話さないと数字がずれていきます。月に一度、日付を固定して20分。共有の袋の予定と実際を並べて、来月の金額を直すだけ。人を責める場ではなく、数字を直す場だと最初に決めておくと、この時間は続きます。
よくある質問
お金は全部ひとつにまとめたほうがいいですか?
まとめなくても袋分けは成立します。必要なのは、共有する費目とその合計、そして誰がいくら入れるかが二人に見えていることだけです。口座を一つにするかは、手間と気持ちの問題で、家計の正しさとは別の話です。
個人の袋はいくらにすればいいですか?
共有の袋を全部埋めたあとに残る額から決めます。世間の平均を持ってくると、自分たちの手取りと合わない数字を基準にすることになります。少なすぎると隠れて使うようになるので、金額そのものより、隠す必要がない額かどうかで判断します。
相手の収入を正確に知りません。
全額を開示しなくても、共有の袋にいくら入れられるかだけ決まれば回ります。まずそこから始めて、共有分が埋まらないときに初めて全体の話をします。順番を逆にすると、たいてい家計の話ではなくなります。
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